その果実は、宝石のようだった。 　不思議な色をしていて、とても硬い。果実だと予め説明されていなければ、珍しい宝石だと勘違いしていただろう。そのくらい綺麗な実だった。 　そのまま齧ろうと口を開けると、彼から呆れられた。皮は食えないぞ、と。 　皮が硬すぎて剥けないんだと果実を差し出すと、彼は呆れながらも魔法の力で果実の皮を剥いてくれた。 　果肉は皮の硬さからは想像もつかないほどに瑞々しくて、柔らかくて。 　桃と葡萄を合わせたような、甘い味がした。 　　　　　　◇　◇　◇ 　同日にイベントで頒布した書籍『極光抱きしアムリタ』の作中に登場した果実と精霊から贈られた装飾品を再現したチャームです。 　宝石のような果実はエッチング加工が施されたチェコドロップで再現、果実が実っていた木に咲いていた花はパール塗装されたディップフラワーで表現。シルバーのチェーンで繋がれた精霊からの贈り物の装飾品は、花畑の花はアセテート素材の花パーツで、水の宝珠はホタルガラスでそれぞれ再現しました。 　アセテートの花パーツは太陽光に反応してホワイトからピンクorイエローにカラーチェンジします。ホタルガラスは蓄光塗料入りで暗所で仄暗く光るので、地下世界で光の粒が泳いでいた泉の水の姿を見ることができるようになっています。 　通常カラーのパープル/グリーンカラー（画像左側）と、アナザーカラーのブルーカラー（画像右側）の二種類があります。それぞれ果実の色とホタルガラスの色が異なります。