【翻案・源氏物語「ひかるのきみ」第三巻】 「花宴」「桐壺」「葵」を収録。 「ねえねえ右近ちゃん」 「なあに侍従ちゃん」 「なんでここに『桐壺』が入ってんだっけ。おさ子が忘れてた？」 「そうそう」 　……忘れてたわけではなく。 　元々この「ひかるのきみ」を始めたのは 「源氏物語を殆ど知らない人」 　に説明するためでしたので、いきなり物語ではなく解説から入りました。何しろのっけから帝だの后だの女御更衣だの、と来るので、前提知識がないとかなり理解が厳しい。 　しかし、どうせヒカルの両親の話だから端折ってええやろ、と舐めていたのも事実です。いやいやとんでもなかった。冷や汗ものです。ここからは真面目に原文キッチリ読もうと心から思いました。 　そのため、この巻はブログ掲載時よりかなり修正・変更入れてます。