猟奇者たち(明智小五郎怪異譚 第3部)
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〇文学フリマ東京にて頒布している作品です。 【A5サイズ/書籍 104ページ】 なお、手数料などの関係上、イベント価格よりも割高なってしまっていますことをご了承ください。
~作品紹介~
明智小五郎怪異譚もついに完結! 名探偵明智小五郎を名乗る謎の美少女怪異探偵『小五郎ちゃん』の出生の秘密。宿敵『空想師』の正体。猟奇者集団『東京区』の謎。そして猟奇者『大林モトキ』誕生の過去。そのすべてが明かされます。
~あらすじ~
明智小五郎が死んだ。わずか十一歳の少女が空想師の魔の手によって殺された。 同時に恋人である岩田早苗まで空想師によってさらわれ、失意のどん底に落ちる大林モトキ。 そんな折、大林モトキの下に届く『断罪ゲーム』への招待状。 それは、猟奇者集団『東京区』が行う、空想師主催のデスゲーム。「より猟奇者たれ」を合言葉に、猟奇者たちが集う猟奇の宴。 恋人を取り返すため、小五郎の仇を取るため、大林モトキは空想師が指定する東京湾に面したS区の倉庫へと向かう。 だが、そこで大林モトキが目にしたのは、現実とは思えぬ光景だった。倉庫の中には、広大な砂漠が広がっていたのだ。それは空想師がVR映像で作り出したパノラマワールド。 「わがパノラマ城へようこそ!」 空想師は、気が触れたようにノイズ声で叫ぶ。そして次に目にしたのは、花で編まれた衣装をまとわされて巨大な水時計の中に囚われている恋人の姿。 ルールも何も分からぬまま、大林モトキは飛び込んでゆく。 一歩間違えれば死が待ち受ける常軌を逸した空間の中、とうとう大林モトキの猟奇者人格が目を覚ます。