モノポリーの論文
- Digital0 JPY

ゲームマーケット2021年秋で発表したモノポリーの論文を電子書籍化したものです! 本作は以前に発表した論文作品と同様に、モノポリーについて考察した論文となります。 特に今回は交渉に焦点を当てました。 シミュレーションはいつも通りプログラミング言語のpythonを使用してます。 毎回記載するのですが、あくまでも論文という事で、非常に真面目で硬い内容となっております。 気軽に購入していただいて全く問題ないのですが、暇つぶしにさっと読めるような仕上がりではございませんので注意ください。
論文の冒頭
子供のころかずっと気になっていたことがある。モノポリーをやる前の興奮と期待は信じられないほどに大きいにも関わらず、終わった後の寝覚めの悪さは何なのだろうと。 他のプレイヤーを誘いゲームの準備をしている間に夢の中へ入り込む。 これから自分が揃える土地や建築するホテル、巻き上げる金を想像する。 ゲームの開始から終了までは一気に進む。破産に追い込まれたときの衝撃か、もしくは他のプレイヤーすべてを破産に追い込んだ悦楽を味わった後、目が覚める。 何をしていたのだろうかと。早々に破産したプレイヤーは隣で開催されている大富豪に参加している。最後まで残ったプレイヤーたちは、永遠に続くのではないかと心配になるほどの長いゲームに疲弊している。 どっちが勝ちでもいいから、早く終わらせて木登りでもしに行こうと言い出す。時計を見ると、15 時から始めたはずがもう 16 時 30 分を回っている。 子供だったときの話だ。ただ、大人になってもこの感覚は残っている。 私はモノポリーの楽しさを見出し、もう一度モノポリーで遊びたい。それが本論文の目的である。
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