本物の電車に搭載されているVVVFインバータをリバースエンジニアリングすることで、電車と同じ磁励音を響かせながら三相誘導モータを駆動する方法を解説します。筆者がVVVFインバータを自作する際に行っている実車データの具体的な解析手法や手順をまとめてみました。(B5サイズ 54ページ) ダウンロード版は以下のリンク先で頒布中です https://vvvf.booth.pm/items/5256352 近年では旧型車両の置き換えにより、VVVFインバータ黎明期に作られた車両の独特なモータ音を聞ける機会は少なくなってきていますが、引退前に実車データを取得・解析しておけば、自作装置でいつでもモータ音を楽しむことができます。 読者の皆様が電車の音解析や自作インバータの製作を行う際に、本書を役立てて頂けたら幸いです。 <本書の構成> 第1章　VVVFインバータで音が鳴る仕組み 第2章　VVVF制御電車のデータ取得・解析 第3章　変調方法と周波数成分の関係 第4章　自作インバータの構造 第5章　実車の変調パターン推定・再現