偶然の一致

80億のうちの60兆の君と僕 その確率がすでに偶然の一致 誰が正しくて僕が間違っていても構わない 同じところに手を伸ばしているから 空の青さを知ってる その色で泣けるくらいに僕たちはまだ柔らかい 口先の憂いより目の前の奇跡を愛したい 逃げ込んだ屋上で君が笑えば 世界は美しいって歌える 答えを出すよりも先に描き始める君の手が 導き出して生まれる偶然の一致 こぼれ落ちた言葉を焼き付けるように奏でたら 少しだけ呼吸が楽になれるから 終わりのない感情が 苦し紛れの強がりで何かをまだ繋いでる 夏風に焼かれてる今日のことを忘れたくはない 灰色の街並みも君が笑うなら 捨てるのは惜しいなんて思えるから 騒々しい孤独が一瞬のひらめきを降らして 通り雨みたいな衝動が心を揺らす限り 口先の憂いより目の前の奇跡を愛したい 逃げ込んだ屋上で君が笑えば 世界は美しいって歌える