サーベイ: 反大陸とブラック・クラウド・アース
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電子書籍 JRF著『サーベイ: 反大陸とブラック・クラウド・アース』の EPUB3 と PDF のデータです。 ジョンおじさまからの委託販売のようなものになります。以下、ジョンおじさまからの説明です。: 下記概要のような内容の電子書籍です。無料です。EPUB3 版と PDF 版を用意しましたが、内容はどちらも同じです。モバイルだとアプリさえあれば EPUB3 のほうが読みやすいのではないかと思います。
概要
気候変動と大陸移動説に関する新書を4冊読み、反大陸仮説とブラック・クラウド・アース仮説を案出した。 2024年8月に、横山祐典『地球46億年 気候大変動 - 炭素循環で読み解く、地球気候の過去・現在・未来』、田村芳彦『大陸の誕生 - 地球進化の謎を解くマグマ研究最前線』を、中川 毅『人類と気候の10万年史 - 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか』、佐野貴司佐野貴司『海に沈んだ大陸の謎 - 最新科学が解き明かす激動の地球史』をたて続けに読んで考察した。 当初、パンゲア超大陸の成立に疑問を持っていたが、古地磁気などのデータからそれが否定しづらいことを知るに及び、逆に大陸が一つに集まる超大陸が何度も成立していたことに疑問をシフトした。そういうことなら、超大陸を成立させるような仕組みがむしろ地球に備わっていなければならない。大陸地殻は海洋地殻より軽いこと、軽いものが一ヶ所に集まるとすれば、それは別の何かが一方で生じていることが多いことを考えると、大陸では必ずしもない「反大陸」的なものが先にあって、それが超大陸を成立させるのではないか。地球は膨張と収縮を繰り返し、「反大陸」とはつまり、膨張時の薄い海洋地殻とそれにより海が減って生じる大陸の部分ということだろう。…と考えた。 また、太陽光発電にも疑問を持って上の4冊を読んだ。太陽光発電は石油が枯渇してもやっていけるという自信を経済に与えた。だから世界経済の大幅な成長にアクセルを踏めた。それがエネルギー消費増、気温増につながった。そういう見方はできるはずである。ただ、それを越えて、太陽光の反射によるエネルギー非吸収を表す「アルベド」(+蒸散)こそが気候変動問題(含む温暖化)の主因だと私は信じるようになった。スノーボールアースからの回復もその観点から説明できるし、初期地球の「暗い太陽のパラドクス」についてもそこから説明できるからだ。 特に「暗い太陽のパラドクス」に対しては、生物の登場以前、雲が黒くアルベドが低かっったため、地球は水が液体で存在できるほど暑かったという「ブラック・クラウド・アース」仮説をとなえる。 現在の太陽光発電はアルベドが低いという問題があり、エネルギー安全保障上、有利なため、太陽光発電をやめる選択肢はないが、改良の余地はあるとする。 なお、今回の記事は、ブログに書いたことをほぼそのままの形式で時系列で、コピー&ペーストしたものである。読みにくいと思われるが、労力をかけず記録として残すことを優先し、このような形にした。 私はこの分野の素人であり、あくまで関心をもって本4冊をサーベイして素人なりに考えたことをつづったのみである。私の考えについては話半分で読んでいただければと思う。
目次
* 概要 * 太陽光発電問題。太陽光発電は石油が枯渇してもやっていけるという自信を経済に与えた。だから世界経済の大幅な成長にアクセルを踏めた。それがエネルギー消費増、気温増につながった。…という仮説と、太陽光パネルの地表面被覆&熱を帯びる問題について。 * 横山祐典『地球46億年 気候大変動 - 炭素循環で読み解く、地球気候の過去・現在・未来』を読んだ。二酸化炭素を気候変動の主因と見る本だが、私はむしろ水(水蒸気)が問題の本質なのではないかと思った。 * 田村芳彦『大陸の誕生 - 地球進化の謎を解くマグマ研究最前線』を読んだ。火星や金星にないプレートテクトニクスがなぜ地球にのみあるかについて、海がその大きな要因であること、また、大陸地殻の誕生にも謎があることを学んだ。そして「反大陸」について妄想した。 * 中川 毅『人類と気候の10万年史 - 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか』を読んだ。日本の奇跡の湖、水月湖の年縞の話。現在はすでに氷期であるべきなのが産業革命以前の8000年前の農業革命からすでに温暖化されている。ならば温暖化は必要ですらあるのでは? * Gemini さんと与太話。元非正規への年金代わりの資産譲渡ができないか…という話から、AI による人類の生活保障の上での人口減社会の話、はては水田メタン減による温暖化対策の話…。 * 佐野貴司『海に沈んだ大陸の謎 - 最新科学が解き明かす激動の地球史』を読んだ。超大陸の成立の背後に、薄くて深い海洋底の成立とそれによる水位減による陸地増があり、それこそが「反大陸」なのかな…と考えた。私は気候変動アルベド主因論も考えた。 * 温暖化に対するソーラー・ジオエンジニアリングまたは太陽放射管理(SRM)のためエアロゾル散布するなら、生物由来のエアロゾルを撒き白い雲の生成を促すほうが効果が高いのではないか。
利用方法
PDF ファイルは、ブラウザで読むなり、印刷するなりして読んでください。 EPUB ファイルは EPUB 対応のビューワーで読んでください。横書きです。 私は、PC では Thorium Reader (v2.3.0) と 超縦書 (v2.3.1) というビューワーで、Android では Reasily というビューワーで確認しています。
利用条件
無料公開の電子書籍の一般的な慣行に基本的に従います。例えば、改変後、自作のように再配布するのはおやめください。基本的には再配布は可です。 公開から2週間たったぐらいに国立国会図書館に納本(寄贈)します。インターネット全公開で登録します。何か問題がありましたら、納本までにご一報いただけると対応できます。
言い訳
いつかは別サイト等に移動させたいのですが、とりあえず一時的にお試しで BOOTH 公開という形態にしました。「もしかしたら需要あるかも」…と気が向いただけで、この先、こういう形態をずっと続ける予定は今のところありません。epub と pdf を同時に公開できる自己管理でない良いサーバーが他になかったのです。「素人論文」で、arXiv とかはとてもじゃないが受け容れてもらえるようなレベルでもありません。国会図書館に無料公開で登録し、それが大きな目的ですが、それにはすでに出版されている必要があったのです。 以上から、BOOTH の本来の趣旨には沿わないことだろうは重々承知の上で、申し訳なくも登録させていただきたきました。
履歴
2024-08-29 第1.0版 公開。 2024-09-11 第1.0版 国会図書館に納本(寄贈)。