【あらすじ】 闇の帝王がハリー・ポッターに倒された後、ルシウス・マルフォイは元デスイーターの罪を問われ、マルフォイ家当主の引退を余儀なくされた。そしてドラコが若き当主となったことで、ナルシッサは全面的にその支援にまわることになる。その結果、ナルシッサは多忙となり、家族の為に何も出来ない罪悪感から、ルシウスは家族と距離をおくようになり、酒に溺れる毎日を過ごしていた。そんな時、ナルシッサから呼び出され、別れ話を切り出されることを覚悟したルシウスだったが、ナルシッサから告げられたのは意外な一言だった。 「ルシウス、私とデートしてほしいの」 ナルシッサからの突然の提案に困惑しながらもルシウスはデートをすることを了承する。 こうして、ルシウスとナルシッサの忘れられないデートが始まる。 一方、学生時代の頃、ルシウスはナルシッサに対し、妹に対する様な情を抱いており、恋愛感情は抱いていなかった。そんななか、ルシウスはナルシッサに初めてデートを申し込むことなる。こうして2人の初めてのデートが始まる。 学生時代の2人の初めてのデートと2人の久しぶりのデートをおり混ぜながら、綴られる物語。果たして、2人は無事に関係を修復することが出来るのか。 くろの初のルシナル小説です。 表紙は烏丸ヨルイチさんに描いて頂きました。 プロローグ　父の言葉 エピソード1 家族を護れなかった男の話 エピソード2 一途すぎる女の話 エピローグ　その後の二人の話 おまけのエピソード　両親に悩まされる息子の話