「天啓予報 丹波動乱」
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B6判 594ページ カバーありフルカラー箔押し 「天啓予報」第693~790章のエピソードです。 一冊にまとめるために、作者風月先生の許可を得て、編訳という形で2割ほど割愛してまとめております。 ~あらすじ~ 瀛洲(えいしゅう)の厨魔大会に参加した槐詩(かいし)は、艾晴(がいせい)からの指示でそのまま瀛洲の「獣化特徴者」、通称「混血種」である遺伝子学研究者神城未来(かみしろみらい)の捜索を命じられる。神城未来は研究室から危険なウイルスを持ち出して失踪していた。 懐紙素人(かいしもとひと)と名を変えて、混血種によって組織された暴力団に加入した槐詩は、そこで極道としての頭角を現しつつ、神城未来の行方を捜す。 同じ頃、槐詩の元同僚・柳東黎(りゅうとうれい)はシャンバラの療養所から失踪しており、槐詩は柳東黎の実家であるテロ組織「緑日(ろくじつ)」からも捜索を依頼される。 柳東黎はかつて、緑日と天文会の衝突を回避するために天文会の一員となり、そこで獣化特徴者人権保護草案の起草に関わっていた重要人物であったが、獣化特注者の代表とアメリカ共同体の代表の会談の行われる地で4万人が虐殺されるという「フォイエルバッハ事件」に遭って生き残り、それ以来、彼の体は毒に侵されていた。だが彼は以前天文会で末日警備員として働いていた時の能力でタイムリープを行い、槐詩や天文会の捜索の手を逃れていた。しかしタイムリープを行うための膨大なエネルギーを彼がどこから得ているのかがわからず、また彼の目的も不明だった。 神城未来は研究室から持ち出したウイルスで、短命な獣化特徴者を不死の怪物・スワンプマン化さることに成功し、そのウイルスを秘密裏に拡散していた。ウイルスが潜伏期間を過ぎて爆発的にスワンプマン化が起こる前に、天文会は丹波内圏に対して浄化プログラムを起動することになる。 スワンプマンウイルスの発現を防ぎ、丹波内圏を救うために、槐詩に残された時間はわずかだった…… ※見どころ 限りなく現代日本のような架空の国・瀛洲が舞台だというところでしょう。しかも槐詩は瀛洲人になりすまして日本の暴力団に潜入するという、もうそれだけで面白いです。天文会の本部と瀛洲支部の確執や、緑日と日本の極道の繋がりなど、物語はかなり複雑で、しかもSF的要素が強いエピソードです。柳東黎の意外な過去も明らかになります。 ※『天啓予報』シリーズの時系列について 全1647章のうち、現在翻訳隅のエピソードはこのような時系列になっています。 1『天啓予報』 ……第1章~第97章 2『天啓予報 風評被害槐詩ちゃん』……第170章~第180章 3『天啓予報 金陵擾乱』 ……第292章~第308章 4『天啓予報 丹波動乱』 ……第693章~第790章