クトゥルフ神話TRPG 100回分のG線上のアリア ______________________________________________________________ 空を割くような轟音と何かに対しての罵声、耳を劈く金切り声が伴奏だ。 エンジンプロペラの回る音が不協和音を奏で、メラメラと燃え盛る火の手の拍手。 景色はオレンジ一色。 スローモーションとなって時が動く。 「100人分のG線上のアリアを聞けるんだから、今もきっと幸せなんだ。」 悲惨な過去は1年前に終わったと思われた。 しかし、イカロスの様に再び墜落を始めたのだ。 ほら。あれで100回目の墜落だ。 いいか。 あの事故は未だ終わってない。 ______________________________________________________________ ○シナリオ概要 ・舞台：現代日本※架空の都市・蝦名皮市 ・時間：３時間〜4時間 ・プレイ人数：2人〜3人 ・推奨技能：生還できそうな技能 ・ロスト率：中 ・後遺症：負う可能性がある。 ・共通ハンドアウト：貴方達は良く話す仲である。それこそ取り止めのない会話や自身のパーソナル話題まで。今回、友人である「手澤槐太」といつもの様に日常を送っている所から始まる。 ・手澤槐太について 年齢は探索者達と近しい。学生であればオカルト研究部に所属しているだろう、社会人であればしがないサラリーマンをしている。ここは探索者に合わせて変えても良い。 比較的に1年ほど前から知り合った経緯がある。出会い方は様々だろう。 非常に明るい性格で誰にも好かれるコミュニケーション能力を持っている。 彼女がいる様だが、貴方達にその事実を話してくれた事はない。 シナリオ企画「センタムソムニア」に参加しているシナリオです。2025/3/23 ※このシナリオはフィクションです。SAN値が多分ゴリゴリ削られます。また個人の名前や出来事は全て創作のものとしてお楽しみください。飛行機墜落事故を扱っているシナリオです。後味が悪い様な展開が含まれています。