Symetrix DSP TCP/IP Control
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設備音響施工者向けのSymetrix DSP TCP/IP Controlです。 こんな事はありませんか? バージョンが異なる→コンポーザが繋げない 機器が不足している→コンポーザがオンラインにならない ラックの電源再起動する→コンポーザがオフラインになる あぁ・・・ただ、コントロールナンバの値を確認・変更したいだけなのに・・・ そんな時、Symetrix Composerを使用することなく、DSP内部で設定したコントロールナンバの値の変更や取得が可能です。 ※DSP内部のコントロールナンバの設定は説明書を見て下さい。 こちらが製作記事です。 Symetrix DSPのTCP/IP制御コントローラをつくる https://ameblo.jp/holycater/entry-12898971928.html 制作環境はCycling'74 Max9 Windowsです。 フォルダディレクトリ Symetrix_control_ALL ├─exe │ └─Symetrix_control │ ├─resources ・・・exeファイルを実行するために必要なフォルダ │ ├─Symetrix_control.exe ・・・(1)Windows用の実行ファイル │ ├─Symetrix_control.mxf ・・・(2)Maxで開けるコレクティブファイル │ ├─settingjson ・・・IPアドレスとポートの設定ファイル │ └─DSEG-LICENSE.txt ・・・けしかんさんのフォントライセンス表記 │ ├─exe化した際に必要なdll │ ├─インストールの仕方 │ └─VC_redist.x64.exe・・・Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ │ └─Max_patch └─Symetrix_control ・・・(3)Maxで開けるパッチのプロジェクトフォルダ ・接続の仕方 1.IP アドレスの設定 setting.json をテキストエディタで開き、"ip_address" の項目を変更すると初期値が変更されます。 またはIPアドレスを任意の値に変更します。PORTは初期設定が48631ですので変更する必要はありません。 2.IPアドレスの決定 「IP SET」をクリックし入力したIP アドレスをセットします。初期値の場合でもセットが必要です。 3.接続 「CONNECT」をクリックしDSPへ接続します。接続が成功すると「ONLINE」が緑色に点灯します。再び押すと切断を行います。 ・最前面表示 クリックすると常に最前面表示になります。 ・コントロールナンバ 接続するコントロールナンバを設定します。 ・モードセレクト DSPに対して制御を行うか、設定値を受け取るか切替えを行います。 起動時は「OUTPUT」モードです。コントロールナンバを受け取りたい場合は「INPUT」モードに切換え、「Get value」をクリックします。「Getvalue」は「INPUT」モードでのみクリックできます。 ・フェーダコントロール 1.フェーダ OFF、-72dB ~ +12dB までの操作が可能です。カーブはBカーブを採 用しています。 2.重複コマンドの排除 同じコマンドを2回送らない様にする設定です。起動時はオンです。 3.コマンド送出インターバル DSPに送るコマンドのインターバル設定です。起動時は300msecです。 100msec 以下にするとDSPが受けきれなくなります。 4.プリセット クリックするとプリセット値に移行します。2値設定の場合はONとOFFを使用します。 5.dB値ダイレクト設定 移行したいdB値をダイレクトに設定することが可能です。 6.フェーダ値表示 上が16bit値、下が-72dB ~ +12dBのスケール変換値です。 おまけ(Max9で追加された機能) Max Runtime(Max時はConsole)下部の「+」をクリックし「DSP」を選択するとDSPに対して直接コマンドを送れるコンソールになります。 TCP/IPオブジェクトは下記を使用しています。 http://www.sadam.hu/en/software shellオブジェクトは下記を使用しています。 shell 1.0b3 jeremybernstein https://github.com/jeremybernstein/shell/releases/tag/1.0b3 セグメント表示フォントは下記を使用しています。 Font "DSEG" by けしかん 7セグ・14セグフォント 「DSEG」 https://www.keshikan.net/fonts.html
動作環境
Windows 11/10 最近のPCなら問題ありません。 2バイト文字(日本語)を含まないフォルダディレクトリにzipファイルを展開し、.exeを実行してください。 実行した際にmsvcr140.dll、msvcp140.dllがありませんとエラーが出る場合は「exe化した際に必要なdll」→「VC_redist.x64.exe」を実行し、Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージをインストールしてください。
アップデート履歴
2025-05-11 ver.0.94 リリース 2025-05-11 ver.0.95 dB表示の-0.1~-0.9までがマイナスにならない点を修正