令和三年五月に逝去された、歌人作家、須永朝彦先生のひとり追悼誌。
「私の不義理に対する、須永朝彦さんの短歌は、けして、「呪言」ではなかった、と晴れたこころの一日(いちじつ)をもって、この拙い一文を草するにいたった。
君の名をただ少年と知りたるは桜咲き初む四月一日
合掌。」(あとがきより)
目次
玻璃(びいどろ) 石川貴一
少年哀歌 露木新(須永朝彦未発表短歌)
少年妖美園 露木新(須永朝彦未発表短歌)
山賊の美童 須永朝彦(未収録古典翻訳作品)
ただ少年と知りたるは 石川貴一(あとがき)
A5判
総ページ数、 60ページ
挿画 甲秀樹
【残僅少】