Radioheadとポスト身体性──“壊れた声”の記憶
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タイトル Radioheadとポスト身体性──“壊れた声”の記憶 (PDF/批評エッセイ集/約10,000〜14,000字) 内容紹介 声とは何か? 音楽はどこで“身体”を失い、どこで“倫理”を取り戻すのか? この批評集は、Radioheadの代表作── 『Kid A』『Amnesiac』『OK Computer』── とりわけ「トム・ヨークの壊れた声」に焦点を当て、 現代音楽における“ポスト身体性”の地平を読み解いていく試みである。 AI音声、ボカロ文化、ヴァーチャル化する声と肉体── それらの原点に立ち返るとき、私たちは「声という身体」がどれだけ記号化され、 どこまで“壊されたまま許される”ものになったのかを、再発見することになる。 そしてその先に浮かび上がるのは、“コバーンの死後”を生き延びる声の倫理である。 収録内容(抜粋) はじめに:声はなぜ壊れなければならなかったか 第1章:『Kid A』とポストロックの倫理──脱身体化された叫び 第2章:『Amnesiac』と壊れた歌──記号化される声と記憶の喪失 第3章:『OK Computer』とシステムのなかの人間──電脳的身体の詩学 第4章:中田ヤスタカからボカロへ──“壊れた声”の継承と終着点 第5章:声優文化、VTuber、現代の声の政治学(予告) 特徴 音楽×哲学×身体論×情報文化を交差させた中〜上級向け批評 “聴く”から“読む”へ、“鳴る”から“沈黙”へと向かう感性の軌跡 ミュージシャンの知性・破壊・黙示録的美学に対する文学的応答 備考 PDF形式(スマホ閲覧対応/注釈・章分けつき) 初版価格:300円(以降、増補改訂予定あり) 音楽理論ではなく「思想・構造・声の批評」に焦点を当てています 専門知識不要。感性と“沈黙のリズム”に反応できる読者向け 「声とは何か」を問うことは、 「人間をまだ信じてよいか」を問うことと同じである。