2024.5.4発行｜A6｜182p 映画の最後で示された宮城の未来は、さらに先へ先へと進むんだろうなという個人の希望をこの話に込めました。海を駆けるというタイトルに込めた意味が伝われば幸いです。宮城が駆ける横で、三井も同じように駆けている…そんなリョ三の話です。 ▼あらすじ 三井を好きと自覚したものの宮城は告白に慎重だった。最終選考のための移動中、宮城は一人の女性と話をして告白する決意を固める。選考終了後に無事に交際を始めるものの、留学を決めた宮城は期待と不安で大きく揺れ動く。そんな宮城を奮い立たせるのもまた三井で、宮城は彼と対等でありたい・隣にいたいと願う。異国でうまくいかない時にも、三井から受け取る写真や手紙、電話から透けて見える愛情が宮城の支えになっていた。バスケ第一に生きる二人は、宮城の一時帰国時に未来の話をして駆け出していく。ちょっといちゃつく二人もいる。