【かぎろい 詞香】可惜夜(あたらよ)
- Ships within 7 daysShips by Anshin-BOOTH-PackPhysical (direct)1,980 JPY

明けるのが惜しい夜、袖を引くような香り 【香りの物語】 夏の霜のように白く照り映える月影から始まり、ほのかなグリーンが漂う涼やかなシトラストップが夜の入口を開く。 やがてジャスミンやヒヤシンスの青白く淡い香りが、静かな夜道に射す光のように流れ、 ラストはアルデヒドとムスクの温かさが袖を引く手のぬくもりとなって残る―― 儚さの余韻だけを胸に、夜は明けていく。 【香料組成】 トップ:グリーンアップル、ベルガモット、レモン、アルデヒド、コリアンダー ミドル:ジャスミン、ヒヤシンス、リリー、ミュゲ ラスト:ムスク、サンダルウッド 【詩】 うらうらと 夏の霜立つ 可惜夜の 消ぬがにもとな 思ほゆるかも 袖を引き 消ゆれたまふな 幸くあれと 言ひし言葉ぜ 忘れたまふな "月が地面を照らし、霜のように白くうららかに輝いている。 明けるのが惜しいこの夜のように、消え入りそうなほど心許なく思っている。 袖を引き、「どうかいなくならないで」とかけた言葉を、どうか忘れないでーー" 【言のあしあと】 ・夏の霜 …夏の夜、地面に落ちる月の光が白く照り映え、霜が置かれたように見える幻想的な様子。 ・可惜夜(あたらよ) …明けるのが名残惜しいほどに美しい夜。平安期の和歌でも愛された語。 ・袖を引く …袖には霊魂が宿るとされ、和歌では大切な人への想いを伝える象徴として、別離や懇願の場面によく用いられた。 【ひとしずくの小瓶】 この小さな器に満たされたのは、 幾度もの調香によって込められた、儚くも寄り添う確かな香り。 夏の霜が照り映える月影、袖を引く手の温もり、そして夜明けを惜しむ想いを閉じ込めました。 ほんの一噴きで、 静かな夜道を歩くあなたに、白い月影と淡い花の息づかいが寄り添います。 【品名】香料雑貨 【用途】芳香用 【内容量】3ml(約50回分) 【香料濃度】オードトワレ 【成分】エタノール、香料、純水 【価格】1,980円 【配送】あんしんBOOTHパック(ネコポス)