【PDF】文脈とビール3
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CRAFT DRINKSでは主に人とお酒の関わりを研究していて、背後にある思想や文化、形式などに注目して書いてきました。それ自体は特に問題ないと思うし、一定の意義があると考える一方で、お話が若干抽象的になりがちだとも認識しています。実体から構造を導こうとするとどうしてもそうなってしまうのだけれども、そういうものばかりだと煮詰まって肩が凝ってしまう。 息抜きとも違うのだけれども、定期的に逆のことがしたくなるのです。一つのビールに向き合い、そこに見つかる極めて個人的な感覚を書き残しておきたいという気持ちが強くなる。美味しかったビールを記録しておくのではなく、何かしらの文脈という流れにビールを添わせてみた時に一つ重要な一を示すだろうと私が考えるものを取り上げています。また、そのビールが映える場所がどこなのかを考え、文脈を流れの中からすくい上げてみたいと考えました。 「文脈とビール3」はすでに「文脈とビール3弱」として発表した3篇に加えて書き下ろしを7篇、合計10篇で構成されています。 目 次 文脈とビールを今一度考える 1 1.国産Punk IPA誕生 2 2.外のストーリー、内のストーリー 3 3.シルバーさん 6 4.安心感と違和感、その境目 8 5.West Coast IPAという謎 10 6.「せっかくだから」の遠さ 13 7.こんな質問ができたら 14 8.価格・品質・私的な思い入れ 16 9.たらればの話なのだけれど、あの時違っていたら 18 10.フレッシュさにまつわる矛盾 20 2023年10月29日 超同人祭+にて初版発行。
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