感情はナマモノ、詩は保存食 「一人の夜に」
- Digital0 JPY

ひとりでいる時間は、 ときに冷たく、ときにやさしい。 この小さな本は、そんな心の揺れに寄り添うように生まれました。 ページをめくるたび、静かな声がそっとあなたに話しかけます。 ⸻ 感情はナマモノ、詩は保存食。 日々すぎていく気持ちは、 掴もうとすると指のすきまからこぼれてしまいます。 でも――その瞬間の心を言葉にすれば、 小さな瓶にそっと詰めるみたいに、残しておける。 このシリーズは、そんな「保存食」のような詩を集めた一冊です。 ⸻ 今月のテーマは 「ひとりの夜に」。 孤独に沈む夜、静けさのなかでふとこぼれる気持ちを、 7編の詩に閉じ込めました。 過去との対話や、小さな再生、 そして「悪くない夜」と思える余韻まで―― めくるごとに、心に居場所をつくってくれるはずです。