いぬとりぼんと(解散号)
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「純文学」×「性癖(性と存在の歪み・自己認識の不確かさを主軸に据えて)」がテーマの合同誌! 「いぬとりぼんと」(解散号) B6/P148 純文学とは何か――その定義を知らない人は本誌を読めばきっとわかるはず。硬質であり、リズムがある……躍動する言葉をシャワーのように浴びて欲しい。 ◆凸凹セクシュアリティ(釈迦堂入史)……異性が恋愛対象ではあるものの、自分の性別(女性という性別)を好きになれない「小梅」の性とアイデンティティを巡る葛藤の物語。主人公の小梅は恋愛対象は男性だという認識ではあるものの、自分の性の在り方が完全な女性とは思えず、かといって恋愛対象が女性ではないことを痛感する出来事に遭遇する。そして、自分の性の形を完全なものにしようと凸凹(男女の性器の暗喩)のない平面の世界(ヴァーチャルの世界)で新たな性の形を模索することを決意して――。選んだ場所は画面越しに性の応酬をする「チャットレディ」という仕事。平面の世界では「女性」として生きることが出来るのではないか――小梅の求める性とアイデンティティは確立されるのか? ◇スクラップギフト(匂子朔々)……「カサカサ言うんだ、指の音の話さ、僕の親指が、人差し指を擦る音。」 変わるにはもう歳を取り過ぎたし、全部を呑めるほどできてない。浅井と僕は、これからもずっと。 ……の二編を収録したものをお届けします。 ※弊サークル初の合同誌となっております。また、表紙は合同執筆して下さった匂子朔々氏が描いてくれました。手触りの良いマットPP加工の質感と美しいイラストも楽しんで頂けたらと思います。
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