「自分って、誰からも必要とされていないのかもしれない。」 そんな思いがふっと胸をしめつける夜が、誰にでもあります。 強がって、黙って、 誰にも甘えずにがんばってきた人ほど、 静かな孤独に落ちてしまう。 この小さな本は、 そんな夜のあなたが 自分を責めすぎてしまわないように、 そっと寄りそうための言葉を集めました。 誰かの役に立てていない気がしても、 存在の価値を見失いそうになっても、 その気持ちはあなたの弱さじゃない。 ページをめくるたび、 心の奥に張りつめていたものが少しずつほどけていきます。 どうか今夜だけは、 「いてくれてよかった」という温度を あなた自身が受け取れますように。 — えり／夜によりそう言葉