深センの歩き方2019 中国初めての人が公共交通機関で歩き回れる、スマホで読める #深圳ガイド #マッハ新書
- 深圳の歩き方2019 個人版¥ 250
- 深圳の歩き方2019 エンタープライズ版¥ 2,500
2019年12月25日、500円から半額に値下げしました。2020年なるべく早く、2020年版を出す予定です。 形式:PDF (スマホでも読めるサイズで書いてます) ページ数:86 (2018年版は64) 文字数:21530文字(2018年版より5000文字追加) このマッハ新書は個人版とエンタープライズ版があります。 エンタープライズ版は表紙にエンタープライズ版の表記があり、 -同一組織内でのコピー配布可能 -領収書の発行が可能 -価格が5倍 になっています。内容は一緒で、部署で買うとか、ツアーの引率が買ってメンバーに配るみたいな用途を想定してます。 2019年内に何度か更新することを予定しています。2020年にはまた、新しい版をだすでしょう。
本書の目的 2019
深圳。 東京に匹敵するスケールの、1500万人近くも人口がいて、新しい産業やカルチャーが生まれ続けているこの街は、来る人の関心によって違った姿を見せてくれる。 僕なら、題材が3日なら、ずっと電気街にいて2万円ぐらいガジェットを買うことを文句なくオススメする。深圳でしか買えないものがあるし、そこから学べることはとても多い。 でも、それは日本で頻繁に電気街に行き、違いに気づける人の感覚だ。深圳は、そうじゃない人も訪れる場所になった。 世界の工場であり、ハードウェアのシリコンバレーとして注目される深圳。もちろん、そういう意味で深圳は世界一の場所だけど、それだけではない。 人類史上でもっとも急成長し、今は1250万人の人が住み、その65%を20-35歳の若者が占めるこの街は、新しいカルチャーほか、都市が好きな人から見ても面白い場所だ。絵描きばかりの村や若者カルチャーの場所、金融街などもある。 なので、ざっくりと電車で見に行ける場所を列挙して、タイプ別に旅行パターンをまとめるガイド本を用意したほうがよいと考えた。
旅行タイプ別モデルコース
ここに挙げているのはせいぜい三日ぐらいの駆け足で見るためのモデルコースだ。どこでも細かく買い物したりしていれば丸一日ぐらい使えるし、そうやってゆっくり見た方が楽しいと思う。深圳は日本から安く近く来れる場所だ。最初は駆け足でまわっても、お気に入りの場所が見つかったらぜひ再訪して欲しい。
2018年との差分
2018年4月に初めて出した「深圳の歩き方2018」は、おかげさまで個人版・エンタープライズ版(同一組織内でコピー可、内容は同じ)あわせて数百部を売り上げ、僕たち「ニコニコ技術部深圳コミュニティ」の運営を助けてくれた。なにより、問い合わせに「まずこれを読んで、わからなかったら質問をください」で済ませられるのはお互い便利だ。 深圳は高速で変化する街で、毎年の様子を記録することには意味がある。2018年と今で優先順位がまったく変わった場所もいくつもあった。なので、毎年1回発刊として、続けて出していくのがいいと考えている。 2019年版の進化としては大きく分けて2つある。一つは、世界で最も読まれている旅行雑誌LonelyPlanetの「2019年もっとも訪れるべき都市」に深圳が2位に入ったことだ。 紙版はまだスカスカで、情報はweb版にあるが、それによりカルチャー寄りの場所が多くピックアップされた。僕も初めて知ったスポットが多い。 もう一つはニコ技深圳コミュニティが成熟し、頻繁に訪れる人が増え、深圳大学への留学を含めてよりディープな情報が集まるようになったことだ。茂田カツノリさん寄稿の華強北徒歩ガイドや、Shaoさんが中心になってまとめている深圳大学留学ガイドなどは、さらに進んで深圳を体験するための絶好の情報になるだろう。 最終更新:2019/03/17
出張で深圳のイノベーションを視察する
まず視察のテーマを決める。テーマが決まらないなら藤岡淳一さんの「ハードウェアのシリコンバレー深圳に学ぶ」僕の本「メイカーズのエコシステム」と伊藤亜聖さんの本「加速世界深圳」を続けて読む。 スマートホームとか起業とか、何かしらテーマがないとよい視察にならない。次に会展中心のサイトを見てイベントを探す。イベントに合わせてくれば確実に勉強になる。 具体的な商談がない限り、個別のスタートアップへの訪問は双方にメリットがなく、おすすめしない 1日目 イベント。会展中心のイベントはたいてい大規模で、3-4時間がかりで見るようなもの。ホールを全部使ったようなものだと丸一日で足りないこともある。 2日目 テーマに沿ってXiaomiと華強北電気街などで製品を見て、いくつか買って価格やクオリティをチェックする。華強北は丸1日以上かかる。 3日目 OCT-Loftのカルチャータウンと、南山区博物館をチェック。
自分でも電子工作をするメイカーだ
SeeedやElecrowという会社ではPCB基板をオンライン発注したあと、「ピックアップ」というのが選べる。彼らの会社に直接取りに行くのだ。担当とメールで打ち合わせてWechatの交換とかはできるし、案内もしてもらえるだろう。 電気街で見つけた製品も、その場でWechatで問い合わせるとアポイントができて向こうのスタートアップに訪問出来ることも多い。アポイントの取り方はここにまとめてある。
ガジェットを買いに来た
Xiaomiとショッピングモールで1日、あとはずっと、時間の許す限り電気街。Xiaomi旗艦店は夜10時までやってるので、18時に電気街が閉まってから行くのがオススメ。 他、深圳中央書城の技術書も見ておいた方がいい。
若者カルチャーを感じたい
1日目 ダーフェンは、2時間で見終わることも丸一日いることもできる。夜や朝にもそれぞれの顔がある。僕はホテル取って4日間泊まっていたことがある。 2日目 OCTと蛇口の南海@Cool、そして老街。OCTや南海@coolは今の中国人がかっこよくて上品と感じるものが詰まっているハイカルチャーな場所、老街は中国人自身もどう扱って良いのか戸惑っているサブカルチャーな場所。 もちろん中心書城もチェックした方がいいし、Oil油クラブやB10 Livehouseなどのイベントも見ておきたい。
深圳大学への語学留学
僕自身は何社も中国の会社と取引しているが、やりとりはほぼ英語で、中国語はそれほど使えない。「中国語はできたほうが、できないよりゼッタイに良い」のは間違いなく、2018年の3月~深圳大学の語学留学コースを受講して、中国語を勉強している。 -3月開始or9月開始の6ヶ月間 -期間中は月~金で毎朝8:30-11:50の四コマみっちり授業がある。(若干、中国のカレンダーによる休日や土曜授業がある) という内容のものだ。 深圳への長期滞在を考えている人、中国語の習得を考えている人にとってこの語学留学コースは以下の点で魅力が多い。 ・授業料+教科書代+保健代すべてで16万円ほどと安い ・登録して授業料を支払えば全員受けることができる ・受講時に中国語レベルによりクラス分け。経験ゼロからビジネス上級まで。入門A/B,初級A/B,中級,上級,商務..とあって僕は初級AからBにあがった。未経験の日本人は入門Bから。(入門Aは漢字をそもそも知らない人のため) ・学生ビザを得て、銀行口座の開設など深圳の市民生活が楽しめる。(学生ビザを取った場合出席率のチェックがきびしくなり、80%程度の出席が求められる) ・午後は自由にしていてかまわない ニコ技深圳コミュニティでも10名近いメンバーが、さまざまなレベルの中国語クラスに留学している。 特にShaoさんが留学の手続きや学生生活、学生ビザの申請などさまざまな,FAQ,wikiなどをまとめている。興味がある方はぜひ。