8/1～9/30まで半額頒布中です。 クトゥルフ神話TRPG6版シナリオ「彼岸花は七夜咲く」 あいつの七回忌をしないか？ 誰かが何とはなしにそう言った。 寂しそうに彼岸花を握りしめるその姿がひどく印象的な友がいた。 友の名前は和歌月光希。自分たちの同級生だった。 今夜は彼を思い出そう。 本シナリオは『クトゥルフ神話 TRPG第6版』に対応したシナリオです。 高校時代の導入前導入を経て、6年後の大人となった探索者で本編で起きる問題を解決してゆくシナリオとなります。 話し合うのが好きな方、感情移入しながらプレイするのが好きな方、命の危機を味わいたい方向けです。 2020/9/19頒布開始 2020/11/5再公開、誤字脱字修正およびNPCの能力値や技能値の訂正。Wordおよびチャパレの追加 2023/3/27誤字脱字修正と加筆。Wordシナリオを削除し、グーグルドキュメントでの配布切り換え。SPLL取得。
シナリオ概要
舞台は現代日本の首都圏。特殊なシティとなっておりNPCとの会話や戦闘が多めです。傾向はシリアスですが茶番をする機会はたくさんあります。秘匿処理が発生する場合があります。 推奨人数:3人固定 所要時間:35時間～（オンラインボイセ） 推奨技能:重要度順で表記。 重要度高:<戦闘技能><応急手当><精神分析><運転(自動車)><交渉技能><医学>。 重要度中:<鍵開け><コンピューター><電子工学>の内二つを持つと楽な場面があるだろう。 重要度低:<三大探索技能><隠れる><忍び歩き><操縦(航空機、船舶)><ナビゲート><オカルト><化学><心理学><薬学>。 本シナリオでは上記以外も様々な技能が使用できるため、各探索者で役割分担をし、バランスよく技能を取ることを推奨する。
シナリオトーン
高校3年生の9月、友人であった和歌月光希が自宅の火事で亡くなった。それから6年後、探索者たちは彼の墓参りにやって来た。思い出話をする中で、自分たちには失われた記憶がある事に気付く。そしてその日の夜、事件が起きた。それは世界終末への幕開けとなった。 事件の糸口には探索者たちの失われた記憶と友の死が関わっている。探索者たちは記憶を取り戻し、事件を解決するために行動することになる。 また、キャラクタープレイを重視したシナリオとなっているため、探索者やNPCの性格を元にプレイすることを好むPLやKPが遊ぶことを推奨する。
探索者への事前情報
▼導入前導入について 高校三年の4月19日の放課後、担任の小林三雄が君たち三人に声をかけてきた。 「お前ら暇か？ 暇ならちょっと実験手伝え」 その言葉がきっかけだった。たまたま暇だったのか、手伝いのご褒美につられてか、探索者が実験室に向かうと、一人の生徒がいた。彼の名前は和歌月光希。君たちのクラスメイトだ。 この実験以降、和歌月光希が亡くなったと知らされる9月26日まで過ごすことになる。 ＊注意点＊ 探索者にそれぞれ2回の手番を設けます。全員で集まって遊びたい等と言った要望を聞き、場面を想定して遊んでいただきます。4月20日～和歌月光希が死ぬまでの期間となります。導入前導入の高校3年時代の9月20日～9月25日、和歌月光希の葬儀後から数週間の記憶は曖昧であるため、この期間を指定して事前RPをすることは基本出来ない。 ▼本編導入について あなた方はかつての高校の同級生であり、現在23～24歳だ。現在まで多かれ少なかれ交流があり、ある程度気心が知れている。 今回は6年前に亡くなった友人、和歌月光希の墓参り（七回忌）をするために集まった。命日の9月25日には三人の予定がどうにも合わず、9月20日の夕方に集まることになった。 墓参りに行き、近況報告や思い出話をするために、居酒屋で食事をする約束だ。 思い出話をしていくうちに、違和感に気づく。自分たちは彼が亡くなったと聞いた9月26日の1週間前の記憶（おおよそ9月20日～9月25日）や彼の葬儀後の数週間の記憶がどこか曖昧であると。だが、きっとそんなこともあるのだろう。全てを覚えていることなど、常人には不可能なのだから。
▼PL向けNPC情報
●和歌月 光希(わかつき こうき) APP14、SIZ12、当時17歳。 探索者の同級生。物静かで大人しい性格。あまり積極的ではなく、押しに弱い性格。吃音気味。 部活はやっておらず、授業が終われば基本帰宅するか数時間居残り勉強をしている。教室以外では花壇や理科実験室に行く様子が見受けられる。 彼とは高校3年の際に初めて同じクラスになった。高校3年の4月19日の放課後実験以降、彼と交友関係を持つこととなる。 その年の9月25日に彼は自宅の火事で亡くなった。探索者たちは翌日の9月26日に担任の小林三雄から彼が亡くなったことを聞かされる。火事の原因は不明。放火が疑われているが犯人は捕まっていない。 父親から虐待を受けていた話があったが真偽は定かではない。母親は故人のようだ。 ＊虐待の話に関して クラス中の噂になったりするほどその話で騒がれたことはない。学生時代に聞いたのかもしれないし、彼が亡くなった後どこかで聞いたのかもしれない。もしかしたら一切聞いたことがないのかもしれない。探索者の性格、交友関係に寄るので、聞いたことがあるかないかは自由に決めて良い。聞いている可能性がある場合は追加情報。 ●小林 三雄(こばやし みつお) APP10、SIZ15、当時28～29歳。 探索者が高校3年時の担任教師。眼鏡をかけた雑な性格の担任。理科室在住の化学教師で、実験授業ばかりやっている。部活の顧問等はやっていない。 背が高く身体つきが良い。ズバズバものを言うタイプ。大体仏頂面であまり笑わない。探索者の入学時からいる。 校則に対しては基本緩く、「見つからないところでやれ」というタイプ。ただし生徒が非行に走った場合は見過ごしたりはしないだろう。
注意事項
・虐待表現、見方によっては性的虐待を匂わす表現あり ・ややグロテスクな表現あり ・人によっては物語性が濃いと感じる要素 ・NPCと関わる要素多め
内容
PDFデータ txtデータ グーグルドキュメントデータ←New! 主要NPCのチャパレ 立ち絵データ 削除↓ Wordデータ
禁止事項
・シナリオの自作発言、他者への配布、譲渡、無断転載 ・シナリオの根幹にかかわる部分の大幅な改変および改変したものを自作発言する行為 ・誹謗中傷を目的とした購入およびセッション ・ふせったー様などを用いず誰の目でも触れられるSNSでのネタバレ行為
権利表示
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。 Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc. Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc. PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」
サンプルデータ
本文PDF26ページ分の内容