キース・ロバーツ『モリー・ゼロ』上・下（特装版）
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カトリックの支配で科学技術の発達が抑制された英国を舞台にした改変歴史SF『パヴァーヌ』で知られるキース・ロバーツ。 1980年に発表された『モリー・ゼロ（Molly Zero）』は、近未来の英国を舞台にしたディストピアSF……だったはずが、近未来描写に現実がほぼ追いついた2020年に読む本作は、20世紀末あたりに分岐した、科学技術の抑制された「もうひとつの英国」の姿を描く改変歴史SFになっていた！？ そしてまた、本作は幾多の英国児童文学へのリスペクトが盛りこまれたロバーツ流SF児童文学でもあった。それと、百合（笑）！？ 翻訳の過程で調査・考察した長めの解説を各巻に、また、訳文に盛り込めなかったいろいろな事項を200以上の訳注として付しました。 ※2021/05/05 誤字修正、改訳2箇所、脚注追加・加筆修正の第2刷完成。5月下旬以上第2刷の頒布に切り替わります。
版権について
遺稿のエージェントと交渉してファンジンの版権を取得。 また、『図書室の魔法』のジョー・ウォルトン氏による、ロバーツ愛にあふれたブックレビュウを、ご本人の許可をいただき、イントロとして配置しました。 なお、版権契約上、最大500部（特装版、普及版含め）の限定販売となります。
装丁、送料など
ファンジンとしてはあまり分厚くならないよう上下に分冊。基本的に、上下セットでの販売です。 ※初期ロット（特装版・普及版計250部）の頒布後、少部数での増刷（印刷原価アップ）に対応できるよう、頒価（送料込み）から、2021年1月以降、本体表示頒価＋送料での配布とさせていただきます。 A5、表紙、本文ともモノクロ印刷、上下巻とも本文124ページ。表紙はレザックです。 ※内容は普及版と同じですが、本文フォントに「HGキャピー丸ゴシック」という手書き風フォントを使用しています。 もともとこの体裁を前提に編集しておりましたので、その意味ではオリジナル版。 30年以上前の手書きファンジンをイメージして読みたい方はこちらを（笑）。
pdf版について
紙のファンジン購入者へのオプションとしてBOOTHのおまけファイルにファンジンのpdf版を登録してあります。 （エージェント確認済。あくまで購入した紙版へのオプションのため、再配布は厳禁とします） ※表紙なしの本文のみのpdfです。 ※※2020/09/23 校正後のファイルを追加しました。ファイル名にR1とついたものが最新版です。 ※※※第2刷改訂に合わせ第1刷に対する正誤表、および第2刷版のpdfを登録しました（ファイル名の末尾R2です）。