錆びた街。
空高く伸びる煙突。
白む空。
そして、巷を賑わすは事件の香り。
アンドロイド連続失踪事件。
数週間前にはじまった異変に、飛行都市京都は揺れていた。
調査を依頼された私たちも、否応なく事件に巻き込まれていく。
でも、そんなことは関係ないのかもしれない。
私たちは、今日を生きるだけ。
ただ、それだけ。
…
……
………
誰も望まなかった科学世紀を二人が行く。
ちょっぴり哲学風味のスチームパンクSFノベル第二幕。
322頁
※本作品は「群青~The City Is a Harsh Mistress~」に連なる秘封×スチームパンクシリーズの二作目です。