人魚が消えた館
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海辺の絶壁に建てられた人里離れた屋敷では、ある伝説が伝えられています。 雨の日には、崖越しの海で人魚が泳ぐ姿を見ることができる、と。 屋敷の主人であるエミリア·クラークは、子供の頃、実際に人魚に会ったことがあるといいます。 あの時会った人魚にまた会いたくて、彼女は今まで待ちわびていました。 偶然、手に入れた五色の宝石「人魚のうろこ」は、持っている人に思いがけない幸運をもたらすものだそうです。 エミリアはこのうろこが人魚に再び会える幸運をもたらすと信じ、大切に保管してきました。 そしてある雨の日…大切に保管していた人魚のうろこが、なくなってしまいました。 その日屋敷にいたのは、屋敷の主とその幼い娘、それから女中長と執事だけです。 虚偽級のイツワリ「復活のアナスタシア」は、鱗から人魚を復活させ海に戻したと脚色しています。 魔術師たちはこの主張を退けて、真相解明や事件捏造を駆使して、イツワリを討ちましょう。