アフリカの星-砂漠の撃墜王-下巻
- ¥ 1,200
第二次世界大戦中に活躍した、ドイツ空軍の実在のエースパイロット(撃墜王)ハンス・ヨアヒム・マルセイユの生涯を描いた漫画の下巻です。
仕様
B5/表紙フルカラー(クリアPP)/98P
あらすじ
1942年8月。北アフリカ戦線で戦うドイツ空軍の戦闘機パイロット ハンス・ヨアヒム・マルセイユは、ロンメル元帥からさえも注目される戦果を挙げていた。あふれる才能ときらびやかな容姿に恵まれ、『アフリカの星』とうたわれながら戦意高揚に利用される日々。 しかし100を超える敵を墜とした――殺した事実が、罪悪感となって彼に重くのしかかる。悪夢にうなされ、あまりに厭戦感情ゆえに、婚約者ハンネリーゼを連れての亡命をついに決意するのだった。 一方、マルセイユ不在の北アフリカ戦線では、彼のライバル ルーイ・シュタールシュミットが戦線を守ろうと奮闘する。ところが力及ばず撃墜されてしまい――……。
制作小話
ハンス・ヨアヒム・マルセイユの生涯について、日本語資料と英語資料の両方にあたりましたが、それでもわからない部分がけっこうありました。 その「わからないところ」をつじつまの合う想像(妄想?)で描くのが歴史創作の醍醐味です。 というわけで、わたしの想像で思いっきり描かせてもらっています。 マルセイユの恋人ハンネリーゼ(実在の方のお名前はハンネリース・キュッパーさん)の生涯については、ほとんど資料が見つかりませんでした。 ナチスドイツが連合軍に敗北してベルリンが陥落したときの史実を考えると、こういうことになっていたのではないかと思えて仕方がありません。 実際、こうしてソ連軍を「手玉」に取ってなんとか生き延びた女性も存在しました。 ホンマ、ソ連軍ってヤツは!(怒) ただ、救いは残したつもりです。 あの戦争を生きた勇敢なエースパイロットと、その恋人の物語をぜひ見届けてください。