辞典の内容に関して『国語辞典はこうして作る理想の辞書をめざして』(松井栄一、港の人、2005)では次のように説明している。 「辞書の中に使われている文字数は、小型のものでも四百万字くらいはあり、『日本国語大辞典』(第一版)のような大型のものでは七千万字にものぼる。これで誤植一つないというならば神業であろう。単純な、文字の誤植もなかなか避けられないくらいだから、説明上の不備となればなおさらである」 第三版ではフリガナを約12,300個、起源を約2,400個、時代を約11,100個、分布を約20,500個追加して第二版での記述の不備を改めた。なお、第三版の文字数は約8,000, 000字ある。