【最新刊】霊媒堂猫の手(肆)
- ¥ 430
何時の世も、人が在る限り不思議というのは廃れることがない。時を越えて語り継がれる怪異譚。 時は明治35年。とある村にひっそりと構える霊媒堂猫の手に、奇妙で恐ろしい依頼が舞い込む明治怪異譚、最終巻。 【肆巻収録内容】 ・秋の章 影狼(解) 前巻、狐と自身の寿命を交換することで力を取り戻した仁科。 影狼を追うべく密やかに準備を始める。 ・冬の章 空傘 ある冬の日、真文は不思議なものが空を飛ぶ様子を見つける。それは傘であり、霊媒堂猫の手へ流れ着いた。その後、老紳士が店を訪れる。 古い傘を捨て、新しいものを買ったが手に馴染まないという。 これを聞いた真文にある異変が……。 ・早春の章 鯰川 師匠から短刀を借りるため、仁科は一人で九州へ旅立つ。 店主不在の猫の手。真文の目を狙う魔の姿が忍び寄る。 初代編、完結。物語はさらに新たな時代へ。 ・番外編 櫻幹に結ぶ 時は江戸。貧しい農家の娘、タカは数えで十となる頃に奉公に出され、見知らぬ町の小さな旅籠で飯盛女として働くことになる。 数年後、幼馴染の栄助が彼女を探しにやって来た。ようやく見つけた旅籠「花や」で二人は深い仲になる。それからタカは店からの足抜けを謀ったが……これは、櫻の怪異が生まれた悲しい物語。 サイズ:文庫/182ページ ノベルティに猫の手オリジナル栞とペーパーがついてきます! また、送料込みで第三十四回文学フリマ東京にて頒布した値段と同じです。ネコポスで発送いたします。※別途、手数料はかかります。