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- ¥ 600
漫画家になる前に書いた6篇の短編小説を集めた短編集。 個人的に思い入れのあるもの&漫画の原点になっているものを選びました。 有永の漫画に興味がある方は、原点が知れて読むと楽しいかもしれません。 ★既刊まとめセットのうちのひとつ https://inearinaga.booth.pm/items/4321183 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ●200P(およそ) ●PDF形式 ●スマホに向いた「単ページ」 タブレットに向いた「見開き」 両方のデータが同梱されています 環境や文字サイズによってどうしても読めない という場合はご連絡ください ●試し読み(既刊セット共通サンプルです) ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
作品紹介
●かるら (2009) 顔も見たことがない叔父が死んだ。なのに、だから、母は泣かなかった。人間って理不尽。 ●スル・ポンティチェロ (2011) ママが出ていって13日目、癇癪持ちのチェリストのパパはロンドンの天気を悪くさせるのに一役買っている。ドップラー効果のある救急車の「本当のサイレン」を聞くにはどうしたらいいかそろそろ話し合おうじゃないか。 ●そうやって、続いてく (2008年) 路地のタイルの色、誤った色を踏めば死ぬ。そういう遊びをしながら登校している。今日も死ななかった。こんなの無意味なんだけど、意味がないからやらなければならないのだ。 ●ウメちゃん (2011年) チカのクラスには問題児のウメちゃんという男の子がいる。彼はとびきり素敵なトランペッターで、でもクラスでそれを知るのはチカだけなのだ。大人になってお互い連絡が途切れた二人は、ひょんなことから再会を果たす。 ●昨日、庭に女の子が生えてきた (2008年) 昨日、庭に女の子が生えてきた。ロボットの廃棄工場から脱走してきた彼女は僕と可愛い犬の穏やかな日常を脅かす脅威として君臨し始めた。ロボットなのに食べて、熱をはかって、無意味に遊んで、落書きをして。そんなのまるで人間じゃないか。 ●帰還 (2015年) 10年ぶりに日本に帰国した男は飛行機のボーディング・ブリッジでキャビンアテンダントに声をかける。ボーディング・ブリッジって、なんなんだろう。