1/700 日本海軍 特務艦 宗谷 1隻
- ¥ 4,500
特務艦「宗谷」は、ソ連向け輸出用耐氷型貨物船として建造を開始したものの、創業間もない川南工業のには手に余るような仕様が求められ、各種検査が長期化し第二次世界大戦の兆候もあり最終的には輸出差し止めに伴い、3隻の姉妹船「天領丸」型の3番船「地領丸」と命名され、国内にて運用されました。昭和15年に特務艦「大泊」の老朽化や、搭載していた英国製音響測深儀に目を付けた日本海軍に買い取られ特務艦「宗谷」として編入されました。編入直後皇紀二千六百年特別観艦式に参加し、南洋諸島の測量に明け暮れ、太平洋戦争開戦後は各占領作戦および占領後の測量に従事し、ミッドウェー作戦にも参加。1943年には潜水艦からの魚雷攻撃を受けるも不発により難を逃れ、1944年には多数の特務艦・特設艦艇が失われ壊滅的被害を出したトラック大空襲に遭い、被弾損傷し回避運動中に座礁。総員退艦が命じられたものの、翌日の満潮により自然離礁したため、応急修理によりからくも日本本土へ帰還し、測量設備を下ろし対空武装が強化され、大戦後期の絶望的状況下を生抜き終戦を迎えました。 本キットは、昭和15年の編入時からトラック大空襲までの時期を想定したキットとなります。また、甲板に搭載された測量艇などは作戦によっては大発に積み替えて出航した事もあったようですが詳細は不明です。 また、同型船の「天領丸」「民領丸」および、民間船時代の「地領丸」は、下記URLにてキットを販売中です。 https://dairin-model.booth.pm/items/4833671 3D光造形プリンター製で自宅造形となりますので、品質にばらつきがある可能性がございます。また、積層跡があり、未塗装組立キットとなります。また、船体と台座の切り外しにホビー用ノコギリ(レザーソー)などが必要です。接着は、瞬間接着剤+硬化促進剤を想定しております。 完成時全長:約11.7cm データ製作者:まったり造船課長 発売開始日:2023年6月9日