1/700 日本海軍 潜水母艦 駒橋 1隻
- 昭和15年時¥ 4,700
- 昭和8年時¥ 4,500
- 三島型時¥ 4,350
「駒橋」は、当初佐世保-馬公(台湾西部の澎湖諸島の地名)間の移動・輸送用に佐世保工廠にて計画・建造された雑役船「駒橋丸」として1914年(大正3年)竣工したものの、竣工間もなく潜水母艦「韓崎」の補佐として改造され軍艦籍に編入。その後少ない艦内容積の拡張のため、三島型の船型だったのを船橋楼から船尾楼まで船室を延長し潜水艦の大型化に対応したものの、二等海防艦、水雷母艦、潜水母艦と時代の移り変わりと共に、艦種が変化し急速な潜水艦の大型化に小柄な船体が対応できず、大正末年頃から艦種はそのままに測量艦としての任務に就くことになり、以降太平洋戦争中を含めて測量任務に従事しました。建造から20年近く経過した1933年(昭和8年)には主機をディーゼル化するなどの改修工事を受けつつも以降大きな改装などを受ける事なく終戦間近の1945年7月末の呉大空襲により着底。終戦をむかえ、戦後解体されました。 ■各バリエーションの特色 2023年9月22日追記・修正 ・昭和15年時 昭和15年から開戦時までを想定したキットです。昭和8年時からの変更は、8cm単装砲2門が撤去され、4隻の測量艇が追加で乗っていて、艦尾には爆雷投下台が新設されています。終戦時の写真ですとこれらのほかに外舷電路が追加されていますが、設置時期が不明のため本キットでは省略しております。本キットの元となった図面は、甲板図しかないため詳細な改造内容や測量艇の形状については推測を多く含みます。 ・昭和8年時 昭和8年の大改修から概ね昭和12年程度までの間の再現を念頭としたキットです。(昭和13年くらいから8cm単装砲を下ろして大型搭載艇に載せ替えたようです)現在、本キットの年次が最も図面がまとまって確認できています。 ・三島型時 軍艦籍に編入直後に写された1枚の写真と概略図ベースにしたもので大正3年から大正5年くらいまでの間、船型が三島型時代を再現したものですが、写真自体が1枚と簡単な図のみで上甲板がまるで解らずほとんど想像の世界のものです。「駒橋」としてだけではなく、明治末期から大正初期の小型民間船(貨客船)として見立てて頂くのも面白いかと思います。 3D光造形プリンター製で自宅造形となりますので、品質にばらつきがある可能性がございます。また、積層跡があり、未塗装組立キットとなります。また、船体と台座の切り外しにホビー用ノコギリ(レザーソー)などが必要です。接着は、瞬間接着剤+硬化促進剤を想定しております。 完成時全長:約9.9cm データ製作者:まったり造船課長 発売開始日 昭和15年時:2023年9月26日 昭和8年時:2023年7月12日(当初開戦時として発売) 三島型時:当面未定