エメラルドの罅 SPLL:E197199
- KP向けサンプル¥ 0
- エメラルドの罅.zip¥ 1,000
- イブの生物立ち絵(DL FREE)¥ 0
なにもかも、たりない旅のはじまりに 輝きだけがただ満ちている。 なにもかも、どこかで出会う日々のなか 輝きを手に行こう。 どこまでも。 クトゥルフ神話TRPG6版 KPレスシナリオ 「エメラルドの罅」 クトゥルフ神話TRPGシナリオ企画『夢の果てまで』参加作品 制作:月刊かびや 協力:B1FBC、蜜蜂竣工、おがみ
■導入
探索者は夢の中で目覚め、エメラルドを両手いっぱいに抱えた奇妙な存在と巡り会う。 たった5つの荷物を抱えて、神話生物とともにドリームランドのあらゆる地を歩き続けよう。 20231201 「イブの生物」のデータを増やし、フリーDLできる状態にしました。クトゥルフ神話TRPGドリームランドシナリオのセッションに限り、どなたでもご自由にご利用いただけます。
■シナリオ傾向
テキストおよそ10万字、夢の中の異世界[ドリームランド]を旅する長編シナリオ。 [イブの生物]を連れて、正気度減少やHP減少を管理しつつ、長い旅をしよう。 KPレスシナリオですが、KPが回しても問題はありません。 KPレスシナリオとして記述した都合上、行動の自由度が低い部分があります。ご了承ください。 周回可、というより、全てを1回では回れないので周回推奨。 さっさと帰るのを目指すか、できるだけたくさんの場所を巡るのを目指すか、特別な場所を見つけるのを目指すか。 観光を楽しむか、自分の限界に挑戦するか。 何度でも、良い旅を。
■基本情報
・使用:基本ルールブック6版 ・参照:ラヴクラフトの幻夢境(所持不問) ・タイプ:シティ ・舞台:ドリームランド ・人数:1人 ・戦闘:なし ・発狂率:中 ・ロスト率:中 ・プレイ時間:平均3時間程度(プレイ報告最短30分/最長8時間) ・PL難易度:★★☆☆☆ ・KP難易度:★★☆☆☆ ・推奨技能:<交渉技能(特に説得)><聞き耳> ・準推奨技能:<目星><夢の知識> ※技能は適宜、適切と思われるものに振り替えてOKです。 ※難易度は判断によって調整可能。縛りプレイで高難易度クリアを目指すこともできます。HP・正気度が低い場合、またPOWとCONが低い場合、難易度が上がります。HPは10程度はあった方がよいでしょう。 ※<夢見>技能値を既に高く持っているPCの場合、緊張感に欠けるかもしれませんが、プレイ自体に支障はありません。 ※サプリメント『ラヴクラフトの幻夢境』の所持は必須ではありませんが、参照できる状態のほうがシナリオを理解しやすく、遊びやすくなります。 ※月刊かびやのドリームランドシナリオ(特に「カリカドーズ」)と共通の描写や処理が含まれます。続編というわけではありません。
■ゲームオーバーに関して
『ラヴクラフトの幻夢境』のルールに準拠し、以下の条件を満たすと探索者はゲームオーバーとなり、エンディングへ移行する。 ①ドリームランドで正気度が0になった場合、探索者は永久的に怪物へと変身し、覚醒の世界における肉体は眠っている間に死んでしまう(P16)。本シナリオでは[イブの生物]と化す。 つまり、正気度が0になった場合、探索者ロストでゲームオーバーとなる。 基本ルールブックの慣れのルールを採用し、本シナリオでは1週間に1度、必ず正気度喪失があるものとして処理するが、正気度に不安があるPCの場合、慣れのルールを調整してもよい。詳細は基本ルールブックP88を参照。 ②ドリームランドでHPが0になった場合、目を覚まし、以後、夢見ることではドリームランドに入れない(肉体的に入る、魔術的な方法で入る等の手段では可能)。本シナリオ中、HPは記載されたルール以外では回復しない。 ドリームランドから追放されゲームオーバーとなるが、覚醒の世界の探索者としては引き続き継続運用可能。 ③希望すればドリームランドに定住を宣言できるが、夢はいずれ覚める。
■ドリームランドの選択ルール
本シナリオは『ラヴクラフトの幻夢境』の以下のルールを適用できる。 しかし、これらを採用するかどうかは、KP・PLの判断でよい。 ロストやエンド分岐に関わる一部処理は、本文中で採用している場所もある。 ①覚醒の世界に基づく技能(知識技能、機械関係の技能など。詳しいリストはP254)の%の値が300以上である場合、探索者はドリームランドに入ることができない(『ラヴクラフトの幻夢境』P14)。 ②<夢見>を使用し、耐久力を回復させることが可能である。この場合、1ポイント回復させるごとに1D3MPをコストとして支払う。MPは毎日回復するため、<夢見>さえ成功すれば常時回復できると考えてよい。 このため、<夢見>技能値が100%に達した場合、HP減少の処理自体をなくしてもよいと考えられる。 ③探索者は夢から覚めたとき、<アイデア>をロールする。失敗した場合夢の中で起こったことを覚えておくことができないため、経験ロールは行われない(『ラヴクラフトの幻夢境』P16)。呪文は忘れるが、<クトゥルフ神話><夢見>は失われない。
■ドリームランド探索者で遊ぶ場合
本シナリオは基本的に、覚醒の世界への生還を目指すが、ドリームランド探索者で遊ぶ場合、自分のもともと住んでいた地域に辿り着くか、どこかに定住を決めた時点でエンディングとしてよい。 しかし、イブの生物となんらかの形で別れなくては正気度喪失が入り続けて最終的にSAN0ロストとなるため、イブの生物との別れが旅の目的となるだろう。
同梱物
KP向け本文PDF/txt 約9万5千字 KPレス版txt およそ10万字程度 怪物(イブの生物)ゆる~い立ち絵 簡素ココフォリアルームデータ&ココフォリアルームデータに使用した素材 以下データはB1FBCさん制作です。ありがとうございます! トレーラー(960×720) ロゴ 素材(透過png/jpg) 以下データはイラストレーターの皆様の作品です。ありがとうございます! 怪物(イブの生物) ゆるくな~い立ち絵 おがみさん もっとゆる~い立ち絵 雨森ぎんじさん もっともっとゆる~い立ち絵 ダムるしさん
シナリオコンセプト
これまで様々な幻夢境シナリオを書いてきましたが、なんだかんだでルートが結構決まっているものが多かったので、もっと自由にサプリメントを駆使して、もっとあらゆる旅路を、というコンセプトで今回シナリオを用意しました。 サプリメントを持っていたり、ドリームランド知識があると、自在に道を組み立てられてやり込めると思いますが、持っていなくても楽しく遊べると思います。でも幻夢境サプリは公式アプリに入ったので、プレイ中買って読みつつ進めるのもまたいいかも。 狙いとしては、ごく普通の探索者がごく普通にドリームランドに行き着いて、特に神の加護などもなくひたすらうろうろするだけ、ただそれだけ、という、プレイのハードルがあまり高くないシナリオが欲しかった、というのがあります。 ドリームランドに詳しくなくても(詳しくても)楽しく遊べて、何回遊んでも新鮮なシナリオがあるといいなと思って書きました。 幻夢境サプリ(および、元ネタになった小説)にはいろんな小さな町が出てくるのですが、いつもなんだかんだで同じルートになってしまいがちで、なかなか行く機会がないので、今回はなかなか行かないところに行けるようにしてみよう! というのがシナリオを書いたきっかけです。特別なことはない小さな町にも、それぞれの特色と文化があり、生きている人がいて、訪ねれば様々なことが起こるだろうと思います。 今回はそういうつもりで書いたので、幻夢境でよく行く町(ウルタールとか)はあえて外したところもあります。 旅は人それぞれ。友情が芽生えたり、グルメを極めたり、悟りを開いたりすることでしょう。 良い旅を! もっと長めのコンセプトテキストはこちら https://www.fanbox.cc/@bkyd/posts/7042015
■権利表示
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。 Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc. Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc. PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」