-あらすじ-

西暦2200年代、加速を続ける技術進歩により人々の生き方は常に変化し続け、サイボーグ化やアンドロイドの誕生はもはや当たり前となっていた。 一方で技術進歩と戦争は切っても切り離せない関係になっており、各地で起きていた小さな紛争はやがて世界全てを巻き込む終末大戦へと燃え広がっていく。 長く続いた大戦により一度文明は滅び、僅かに生き残った人々が再び文明を取り戻そうと1からスタートしていた。 そして彼らは世界の復興のため、ロストと呼ばれる旧文明の技術や遺物等を収集し、自らの力の糧として利用した。 そんな不安定で継ぎ接ぎだらけの世界で旅をするカリカチュアと呼ばれる2人の少女、ユニとフィーが非常に発展している大きな都市国家へ辿り着く。 その街は異常なほど発展を遂げており、歴史の中にある2000年代に匹敵する程であった。 夜も眠らない国に興奮を隠せない2人、そして完璧にヒトを模した人形であるカリカチュア達に興味を持った夜語トバリと呼ばれる国の主は、彼女達に一つの仕事を依頼する。 ユニとフィーはその過程で、トバリの後輩として彼女を支え続ける紡乃世詞音、旧文明のリペア品である戦闘支援機械・足立レイとも出会う。 彼女達の声が街中で交差した瞬間、遥か昔に0時を指して止まったままだった 終末時計の秒針が左に巻き戻る音がした。