どーなっつ既刊3冊セット
- ¥ 950
ほっこりしたり、シュールだったりするどーなっつ三部作のおまとめセットです。 しょうもないけど癖になる。 コメディ純文学を名乗る短編集です。 ※通販価格(各+50円)にてお届けしております。
「Donuts,Donuts,Donuts.」 2020年発行 A6/
くすっと笑えて、読み味ほっこり。 ドーナッツと温かい飲み物といっしょにどうぞ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◆勉強する。そして、家を出る。この息苦しい泥沼から出る。 受験勉強に明け暮れる私。なんとしてでもこの町を、この家を出たい。十代の青春、くそくらえ。沈んでいく田舎町から脱出する、女子高生の孤独な戦い。(フレンチクルーラー) ◆「んだ。好きなことをするのが一番だ」 就職活動を終え、地元唯一の喫茶店でひと時を過ごす青年ふたり。「んだ」「んだんだ」の会話にほっこり。(シュガーレイズド) ◆多分バーボンだ。 確証はないけど、バーボンだ。 新幹線の乗車時間が来るまで、カフェで待つ人たち。糖とカフェインで仕事を転がす私が見たのは、ヘンテコな、だけど華麗なビジネスパーソンたちだった。(チョコレートチュロス) ◆ドーナッツの香りの空気を、袋に封入して提供するという独創的なスタイル。 それまでのドーナッツの概念を覆す、個性的なドーナッツを生みだすコンテンポラリードーナッツ社。その歴代の製品に、ツッコミを入れながらめぐる。(コンテンポラリードーナッツ博物館) ◆「売ってるところが案外少ないんだけど、ここのお店のやつが最高だよ。都内最強!」 今日は大学の友人たちと、卒業を祝うドーナッツパーティ。ホスト役の私が用意したのは、近所のパン屋さんで買ったあのドーナッツ。(ドーナッツパーティ)
「ドーナッツの無い短編集」2022年発行 A6/36p
どーなっつ小説2作目。 2作目にしてドーナッツが不在の短編小説集。 バカバカしかったり、ほっこりできたりする楽しい一冊。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◆僕は、圧倒されて見ているだけだった。 父は、踊っていた。 夏休みの宿題の選挙ポスターを書くために、父に連れられ市議会選挙の活動を見に行く。そこに現れたのは、象とダンサーと産業革命?!(社会見学 in 市議会選) ◆「ポン酢を買ってきてね。間違えないでね。ポン酢だからね」 彼女の誕生日プレゼントを買いに行った俺は、リクエスト通りのものを手に入れることができるのか?(緑色、もしくは) ◆一つ目は歌声喫茶「サブ」と、サブスク五七五「ISSA-YA」。 二つ目はタンゴバー「タンゴニスタ」と、占い師「インターネットの母 うらにゃん」。 歴史ある町の商店街を復活させるべく、新たな施策を導入する。商店街と若手起業家たちのマッチング、その結果とは。(八宮市地域振興課ふるさと蘇生復活係)
「ドーナッツも出てくる短編集」2023年発行 A6/36p
バカバカしい設定にハマる、どーなっつ小説3作目。 今回も真面目な筆致で、ふざけたことを書いています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◆かくして、山田は山芋と向き合った。 まったく料理のできない男・山田。うっかり山芋を買ってしまったことから、山芋の研究に目覚める。それから「山芋仙人」なる人物に会いに行くことになったがーーー?(とろろと と とろろろん) ◆毎日のように現れるようになったし、ラッコそのものも成長しているようだった。 唐突に、手帳に現れたラッコのイラスト。書いた記憶はない。それから俺が関わる紙という紙の上に現れるようになり、俺は学生相談室を訪ねることにした。(ラッコは紙の上に泳ぐ) ◆コップ一杯もの温泉を飲んでしまったら、私はきっと体が爆散してしまうだろう。 温泉に膨大なエネルギーがあることがわかった宇宙人たち。今年も使者として温泉旅館に滞在していたところ、他の星のゲストが温泉水を盗もうとしているのを発見する。(ああ、温泉よ)