ビオトープ!(下)
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――第二世物救出作戦を決行する! 作戦名は、プロジェクト・ビオトープ! ある日、突然現れた、私たちの新たな隣人。 空を泳ぐえらの付いた白鳥。 自身の色を日々変化させる植物。 他者に擬態して生きる透明な魚。 自らの肉体の限界を探求するネズミ。 これまでの常識では考えられない生態を持った彼らを、 私たちは“第二世物”と呼んだ。 第二世物に知性があるという事実が明らかになるにつれて、 人々は第二世物を恐れ、バッシングするようになっていた。 そんな中、橘明日葉(たちばなあすは)が顧問を務める 千森市立第三小学校ビオトープ部も存続の危機に陥ってしまう。 ビオトープ部のメンバーである、 一ノ瀬朱里(いちのせあかり)と 琴坂黄花(ことさかひまわり)の二人は、 第二世物を救うべく《プロジェクト・ビオトープ》を発動する。 しかし、もう一人の仲間であるはずの 姫崎青葉(ひめさきあおば)は彼女たちに背を向けるのだった。 そして、彼女たちに突きつけられる究極の選択。 第二世物が現れて十数年。 これは、千森市立第三小学校ビオトープ部のメンバーが繰り広げる、 奇妙で不思議な第二世物をめぐる、出会いと別れの物語。 * * * * * ★★文学フリマ福岡9で出店しました★★ 作者:宇極メロ(うごくめろ) 製作:思ってたより動くメロンパン(twitter:@Moving_Melonpan) 発行日:2023年10月22日 判型:A6(文庫本)サイズ ページ:338頁 ・一次創作のSF風ライトノベルです。