substitute
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【サンプル】ツキフレ。20 Growth 衛藤昂輝×藤村衛 八重樫剣介×桜庭涼太前提 新刊 2月11日ツキフレ。20にて発行予定のGrowth サンプルです。 「substitute」A6/30p/500円/Growth ツキフレ。20 西2ツ30a 【猫と彼誰時】 アイドル次元の話です。 続物で未完結ですが、入れ替わりネタです。 昂輝⇔涼太での入れ替わりです。 各々の視点からの二人称視点です。 本紙サンプル: https://www.pixiv.net/artworks/115614720
SAMPLE
【attention】入れ替わりネタと若干のCP表現を伴います。 ーーーー 「コウ。どうしよう。」 ひどく困った顔をしているのは鏡で見ているような俺の顔。 しかし話しているのは、紛れもなくリョウ。 口調や仕草全てが本人のもので違和感さえある。 「とりあえず、隼さんに電話をしようか。」 俺のものではないが確実に俺から発された動揺の言葉にリョウも同意してくれる。 朝早かったせいか、隼さん自体には繋がらなかったが、海さんには伝わり、一安心。 『たたき起こしてくる』 という物理的にも力強い言葉をもらった為、共有ルームで少し落ち着くことにした。 「リョウ。紅茶飲むか?」 視点の差や僅かな動きづらさまで感じる。 「はぁあ。見た目は俺なのに、中身がコウってだけでなんか。」 リョウが目を伏せながら笑う。 「俺も、なんか、不思議な感じがするな。」 同意をすると、微笑みを浮かべる。 「さて、どうしようか。」 俺は、ソファーに腰を据えると、リョウの方を見る。 「とりあえず、仕事は何とかごまかしていこうか。」 「衛とケンは・・・。」 「だませる。」 リョウが即答する。 そのすがすがしいぐらいのリョウの即答っぷりに思わず笑ってしまう。 「どこまでできるか、試してみようか。」 かくいう俺自体も今までずっと一緒にいるリョウの演技をどのくらい同じく長く一緒に過ごす衛やケンにばれずにできるか興味があった。 ♪~ 不意にケータイが鳴る。 「隼さんからだ」 リョウがケータイをのぞき込んでくる。 『もしもーし』 その声音はむしろ楽しんでいるようにも聞こえた。 『なんか面白いころになってるね涼太・・・えーと昂輝かな?』 「はい。これって・・・。」 『大丈夫。少し経てば戻るよ。』 嬉しそうにも聞こえるその声にリョウは少し不信がっている様子だった。 ただ、隼さんの不思議な力は、ツキプロ公認の力だった。 隼さんが『大丈夫』というなら確実に大丈夫なのだろう。 ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ イラスト投稿にてサンプルが上がっております。 こちら続物予定です。