![テクサポ・ミステリーズ](https://booth.pximg.net/51464c64-62a1-44b7-a1a6-d7498d6ca547/i/5727302/89f5ea4c-78d8-4939-8648-0a9522cc2cd6_base_resized.jpg)
【技術書典16新刊】全84ページ(PDF版)、全126ページ(電子書籍用に調整したPDF版)、電子書籍EPUB版(リブロー) --- ■本の内容 テクサポ(テクニカルサポート)はミステリーだ! お客様からの問い合わせ内容や、起きている事象に散りばめられた「てがかり」から「謎」を洗い出し、その「謎」を解くために仮説を立てる。そして、再現テストや状況証拠を集めながら仮説を検証したり、様々な情報を組み合わせたりすることで、「ひらめき」を得て解決策を導き出す。 この過程は本格ミステリー小説に登場する探偵役の行為そのもので、本気で謎を解くつもりでミステリー小説を読むことにも似ています。 この本は、テクサポの仕事が持つミステリー的な面白さを、短編型推理ゲームに触れることで知ってもらうことを目的に作成しました。ストレスフルになりがちなテクサポの仕事も、その面白みを知っておくことで見え方が変わることもあるかと思いますので、この本をきっかけに知ってもらえたり、再認識してもらえたら嬉しいです。 問題の隙間にテクサポにまつわるコラムもあれこれと書いています。こちらも、テクサポを仕事にしている人や、テクサポに興味がある人の参考になれば。 ◾️構成 ・テクサポを題材にした短編型推理ゲーム 15編 ・テクサポにまつわるコラム 30編 ▼想定する読者層 本書は、以下のような読者に向けて書かれています。 ・テクニカルサポートの経験者や現役のテクサポ担当者 ・技術的な問題解決に興味がある人 ・推理小説やミステリーが好きな人 ・問題解決のプロセスに興味があるエンジニア ・テクニカルサポートの面白さを知りたい人 ・日常の仕事にミステリー要素を見出したい人 ・テクサポのストレスを軽減するヒントを探している人 ・テクサポの本質的な楽しさを感じたい人 ▼マッチしない読者層: 本書は、以下のような読者には向かないかもしれません。 ・テクニカルサポートに全く興味がない人 ・技術的な問題解決が苦手な人 ・推理やミステリーに興味がない人 ・問題解決のプロセスに関心がない人 ▼本書のゴール: 本書を読み終わると、以下のような状態になっています。 ・テクサポの仕事にミステリー的な面白さを見出せるようになる ・問題解決のプロセスを楽しむ視点を持つことができる ・テクサポの仕事に対するストレスが軽減される ・テクサポの仕事の本質的な楽しさを感じることができる ・日常のテクサポ業務に新たな視点やアプローチを取り入れることができる ◾️目次 はじめに フリーズしたプレゼンテーション コラム 問題解決プロセスの基本とミステリー要素 コラム 「解答」の妥当性について 消えたデータベースの謎 コラム てがかりの収集が不安感を抑える コラム てがかりから謎(問い)を 消えたプロジェクトファイル コラム あたりをつける(仮説思考) コラム 質問や確認事項の「型」のはなし ログインに失敗する謎:セキュリティ設定かユーザー誤りか? コラム 既知の問題を消し込むアプローチはやめよう コラム 生成AIをとんでもなく知識のある「人」として利用する プラットフォームで迷子になる:ナビゲーションエラーの真実を探る コラム ヘルプやFAQの作成は自分のためにも コラム ヘルプとFAQ データ入力で何が間違ったのか:予期せぬエラーの源を探る コラム 再現できれば コラム 検証と裏取り アクセス権限の迷宮に迷い込む:許可されない操作の謎を解き明かす コラム お客様の都合、自社の都合 コラム ゴールを定める 同期されないデータの行方:失われた更新を追う コラム 解決までのストーリーを作る コラム 意味の異なる「暫定対応」のはなし 失われたAPIキー:セキュリティの穴を探る コラム 手を動かせ。テスト、テスト、テスト コラム エンジニア(開発者)とテクサポのアプローチの違い カスタマイズ設定が生み出す謎:予期せぬ挙動の背後にある事実 コラム 何を疑うか コラム 診断とテクサポ 多層アーキテクチャの中の秘密:複雑性が隠す技術的課題 コラム 報告書のススメ コラム 原因をどこまで説明するか スケーラビリティの限界に挑む:成長するアプリケーションの障害点 コラム テクサポにおけるプロファイリングの価値 コラム 問い合わせのコツ クラウド間の断絶:サービス統合の失敗を探る コラム 立ち位置のコントール コラム 求める答えを返す努力 隠されたバグの探索:深層からのエラーを明らかにする コラム 推理力は訓練できる(たぶん) コラム 職が持つ根源的な面白さ AI最適化の未解決問題:自動化の限界を超えて コラム 嫌な予感は当たってしまう コラム いい仕事をしよう あとがき