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本書は技術書典16に参加している書籍のBOOTH版です。 https://techbookfest.org/product/1hmPaxEYaaWgXiuFi7uhGV
概要
Markdown Preview Enhancedとebook-convertを活用し、ePubとPDFを執筆するうえで、テンプレートファイルやツールを開発するためのノウハウ本です。たとえばMPEとebook-convertだけでは、Font AwesomeもAdmonitionsもそのままでは利用できません。日本語の内部リンクも正常に動作しませんし、PDFかやePubかに応じてスタイルや出力を調整することもできません。 本書のテンプレートでは「MPE+ebook-convert」ではできないことを可能にしていますが、そのテンプレートの仕組みやコードを解説します。またVisual Studio Codeのデバッガーでデバッグ可能にする方法から、マークダウンをHTML化してデバッグするコードまで解説しています。 そしてMPEとebook-convertだけでは、書籍に絶対に必要な全体目次を付ける機能もありません。生成したePubはしおりが動作しない不具合もあります。本書では、オリジナルのツールを開発することで、こうしたありとあらゆる不具合を解消しています。 本書では各種ツールのコードも解説します。 なお、本書にはテンプレートファイルやツール自体は付属していません。同時に発行している『Markdown Preview Enhancedとebook-convertによる至高のePub・PDF執筆術』にてPDFを用いた紙の書籍や電子書籍に、ePubをマークダウンで執筆するノウハウと、テンプレートファイルとツールを公開しています。サークル「ガノー書房」をチェックし、ぜひ同時に購入をお願いいたします。
本書の内容
A5全136ページ相当 ・目次 ・著者について ・前提条件 ・第1章. MPEのparser.jsの仕組み →カスタマイズの基本となるparser.jsの仕組みを解説します ・第2章. オリジナルの書式指定を追加する →マークダウンにオリジナルの書式を定義する方法を実践を通して解説します ・第3章. parser.jsへ独自オプションやメソッドにロガーを実装する →複雑な処理を記述する際に必要な独自メソッドやプロパティの定義を解説します ・第4章. parser.jsのデバッグ →VSCのデバッガーでデバッグ可能にします →デバッグ用に保存と同時にNode.jsでマークダウンをHTML化するコードを解説します ・第5章. parser.jsで各種機能を実装する →実際に提供している、テンプレートで実装しているparser.jsの各機能のコードを解説します ・第6章. MPEでツールを開発する →実際に提供している、ツールの各コードを解説します ・第7章. 各種エラーや不具合を対処する →開発中に発生するエラーや不具合の例と対策を解説します ・第8章. 最後に →本書の総まとめです ・付録A. コードチャンクで日本語を扱う →MPEのコードチャンクにおいて、Pythonやバッチファイルから日本語を出力する方法を解説します ・付録B. コードチャンク+Windows 10でもshを実行可能にする →MPEのコードチャンクで、sh(シェルスクリプト)を実行する方法を解説します
本書で解説するツール
・グラフィカルなページレイアウト調整ツール・YAML生成支援ツール ・用紙サイズ検証支援ツール・単位変換支援ツール ・単位変換支援ツール ・引用文献・参考文献の作成支援ツール ・PDF生成時にebook-convertへわたされるコマンドを再現するツール ・PDFのヘッダーフッター用のHTMLをYAMLのargs用に整形するツール ・各種ファイル削除支援ツール(画像の残骸・/contents/配下のPDFとePub) ・目次生成ツール