中二の夏。一学期の終業式後、学校中が夏休みの突入にざわめく中、早瀬要はクラスメートかつ唯一の友人、加賀汐に「夏休み中、俺の家の裏に出る鹿を見に来ないか。」と奇妙な誘いを受ける。友人が多いはずの加賀が何故自分を誘うのか訝しがりながらも、早瀬は加賀の家を訪れることを決める。加賀の家の生業は極道、さらに彼には一癖あるS気の強い双子の姉が居り、早瀬は彼の屋敷の中で奇妙な夏休みを過ごしていくことになるのだが……。
A6判(文庫サイズ)
手刷ホチキス中綴じコピー誌
26124字 中編1本 76ページ
表紙 四ノ瀬了
題字 四ノ瀬了
本文 四ノ瀬了