小説/文庫/70p
嫉妬や劣等感、憧憬、恐怖、愛着。恋に似ていて、けれど恋では言い表せない様々な感情。同級生の女の子と男の子にそんな複雑な感情を抱く女の子のお話。
あらすじ
詩を書くのが趣味の高校生、理恵はひょんなことから親友の幼馴染、浅間に詩を見せることになる。浅間は理恵の詩に曲をつけたいと言い、二人の距離は縮まり始める。
理恵、親友の悠希、その幼馴染の浅間。三人の関係は友人としか呼べないものだったが、理恵は二人にそれだけではない複雑な感情を抱いていて……。高校の文化祭を通して理恵の感情は揺れ動いていく。