30歳の誕生日、息吹は夏の北海道・富良野のリゾートバイトに応募する。
きっかけは、婚活の苦い思い出。
日本各地から集まる仲間と寮で暮らし、世界各地から訪れる観光客にラベンダー製品を販売する毎日。ひょんなきっかけで参加することになったキャンプ婚活で、息吹は農家の跡取り息子・穂高に出会う。
30歳過ぎたらもう行き遅れ?跡取りに男児を産まなければならない?昭和の価値観が色濃く残る地と、和の新しい価値観とに葛藤しながら生きる若者たち。
結婚とは何のためにするものなのかーー
世代を超えて受け継がれる「愛」を知る、ひと夏の物語。
A5二段組128p 長編小説です