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「生きたい」と思いながら、生きてみたかった── 2015年、父の彼女が死んだ。 その5年後、父はうつ病を発症し入院した。 介護に奔走しながら「自分とは何か」「生きたいとおもいながら生きるには」を考え続けた日々の記録。 日記エッセイだけではなく、ルポ・ノンフィクション、長編小説、精神・心理学、親子、ケア等に興味のある方にもおすすめです。 面前DVが当たり前の幼少期。 怒られないように、殴られないようにを最優先に生きていた。 父子家庭。異性の育てられ、女性の自分が気持ち悪くなった。 「わたしが正解を選ばなかったせいで、家族は自死をしたし、親はうつ病になった」 そんな罪悪感で頭がいっぱいになってしまう。 止められない怒り、些細なことで夫に怒ってしまう。 消えたい気持ちがなくならない。 それでも、「生きたい」と思いながら、生きてみたい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 生きるとは何か? 産まれた理由は何なのか?「自分が好き」とはどういう気持ち? 両親がいて、悪い点数をとっても頑張ったねと褒めてくれ、通信簿で5ではない数字があっても馬鹿にされない、他人に私の失敗を話さず、出来損ないだと言われない、会話をしてくれて、汚いと言われない、抱きしめて愛してると言ってくれる、そんな場所で生きていたら「生きていて良かった」と思えるのだろうか? そんな人が存在するなら、私は他人の人生を生きてみたい。自分の人生を手放したい。もうこの世から消えてしまいたい。 相続問題、借金、愛着問題、性への嫌悪感、罪悪感、怒り、上手く行かない夫との関係、私は自殺遺族だったという気づき。 それらに向き合い続け、今の自分にたどり着くまでの混沌とリカバリー10年の日記です。 私という人間、私の家族、この社会が産みだした人間たちを証明したい、 そんな気持ちを込めて執筆しました。 本の内容にハッとした方、似た経験をした方にとぜひ読んでほしいです。 一人の人間の人生10年間、他人の頭の中を知りたい人にとっても、とても面白い作品になっています。 文庫サイズ 298ページ ⭐️新装版の印刷にともない、文字レイアウトなどを調整したため初刷と比べてページ数が増加していますが、内容は変更ありません。 〈こんな作品が好きな方におすすめです〉 臨床心理士・東畑開人、精神科医・高橋和巳、西村佳哲、町田康、植村一子、土門蘭、小指、『母という呪縛、娘という牢獄』など。(敬称略) 〈目次〉 始まりの自殺、隣の暴力 まるで父を煮詰めたような 自殺してほしくない 私は傷ついてもいい 価値のない人間 異臭がする部屋 世界から平穏に取り込まれる 自分の気持ちが分からない ゲームの中にいるような 呪いの家 消えるべきだ 「生きたい」とは何か 想像上の完璧な親 「自分」を生きている感覚 誰からも見られない場所 寄り添いの搾取 宝物は? 矛盾する愛 統計 変わるのも選ぶのも怖い 憎んでもいい 性への嫌悪感 他者を指標にすること 日記祭へ行く 心が通じない関わり 四年ぶりの会話 自死遺族 健やかに願う 破壊 被害者であり、加害者 「生きたい」と思いながら、生きてみたい 創作は対話 想像もしていなかった日々 違う世界線の自分 産まれたての日々




