朝の甘いトーストと熱いラテ
物販商品(pixivFACTORYから発送)¥ 4,500


パズル - 縦この商品はpixivFACTORYで作られた商品です。サンプル画像は完成イメージのため、実物と異なる場合があります。 猫執事の店には、朝だけの特別メニューがある。 甘いトーストと熱いラテ。 それは、本の続きを読むための、小さな入場券。 朝の喫茶店には、時々、不思議なお客がやって来る。 窓際の席に座る老紳士は、いつも決まって、分厚い本とカフェラテ、それからヌテラをたっぷり塗ったトーストを注文した。店主は冗談めかして、「甘すぎませんか」と尋ねるのだが、老人は毎回、少し困ったように笑うだけだった。 ある雨の日、若い店員が勇気を出して理由を聞いてみた。 「昔、旅に出る娘に、毎朝これを作ってやっていたんです。あの子は、チョコレートが空より好きだと言っていました」 そう言って、老人はトーストをひとかけら口に運ぶ。 「もう何年も会っていないんですか?」 店員の問いに、老人は窓の外を見つめた。 「いいえ。毎朝、ここで会っていますよ」 店員が首をかしげると、老人はラテのハートを指さした。 「思い出というものはね、姿を変えるのが上手なんです」 その日もまた、湯気の向こうで、誰かの笑い声が聞こえた気がした。 そして閉店後、テーブルを片づけていた店員は気づく。 老人が帰った席には、なぜかヘーゼルナッツが一粒だけ、きちんと並べられていたことに。まるで、「また明日」と書かれた小さな手紙のように。 ☕🍞✨
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発送予定日
- パズル - 縦(縦 - 紙)2026/08/31
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