『夏風』
教師として働く杏寿郎と、ジムインストラクターとして働く猗窩座。
長期休暇を利用して訪れたのは、海辺の小さな温泉街。
夜祭りで屋台を巡ったり、ラムネを飲んだり、金魚すくいに挑戦したり。
他愛もない時間を重ねながら、ふたりはゆっくりと夏を歩いていきます。
太陽が少しだけ苦手な猗窩座と、そんなことも丸ごと受け止める杏寿郎。
賑やかな祭りの灯り、静かな海辺、縁側で半分こしたアイス。
特別な出来事はないけれど、きっと忘れられない一日。
「また来年も来るか」
そんな約束を交わすまでの、穏やかで優しい夏休みのお話です。