『手のひらの体温 ─ 歪なおにぎりの愛 ─』
A5/120ページ/全年齢
猗窩座がヒートで倒れた朝。
童磨は初めておにぎりを握る。
形は歪で、塩加減もばらばら。
決して上手とは言えないそのおにぎりを、
猗窩座は「うまい」と笑った。
現在と、六花を宿していた頃の過去。
ふたつの時間を行き来しながら、
誰かを想って作ること、
誰かのために生きたいと願うこと、
そして、家族になっていくまでの軌跡。
きれいじゃなくていい。
少し不格好でも、手のひらに残る体温は、確かに愛だった。
これは、ひとつのおにぎりから始まる、
童磨と猗窩座、そして家族の物語です。