



本のサイズ:A5 総ページ数:254 2026夏コミC108にて初回頒布 本書は、巻8、9に引き続き、ナポレオンが率いることになるフランス軍の基礎がどのように形成されたのかを解説したロバート・クインビーの『ナポレオン戦争の背景』の翻訳となります。前巻からの続きで第8章から最終章までを訳出しました。 最終巻となる本書では、前巻で詳述したギベールの戦術思想に対してメニール=デュランが再び論争を挑み、それに呼応する形でマイゼロワなどが自身のシステムを改めて掲げ、ギベールも負けることなくこれに応じて、最後の議論が展開された状況が提示されます。 その上で、最終章である第13章では、その成果である1791年の教令についての詳しい解説が⾏われ、革命戦争及びナポレオン戦争での実相についての検討が加えられています。そして最後に、1791年の教令を基に半島戦争における縦隊と横隊の対決の図式を描いたオーマンの説の誤りを指摘し、その根幹となったギベールの戦術思想の重要性を強調し結言としています。 なお、このオーマンの見解を否定するクインビーとコランの論旨は非常に説得力があるものとなっています。ただクインビーが依拠したコランの主張は彼が生きた時代の小銃火力の重要性を巡る論争の影響を強く受けてもいるため、無批判に受け入れることはできませんでした。そのため、巻末には訳者によるコラムを付け加えて、この点に配慮した形としました。 是非、これを機会に実際に当時のフランス軍がどのような思想に基づき、どのように戦ったのか、考えていただければと思います。 以下で立ち読みページを用意していますので、是非、ご参考にして下さい。 https://t.co/DrZaeuFh1Z
もっと見る



