札幌魔法六景【小説短編集・文学フリマ札幌11】
- ショップの通常発送日数:支払いから7日以内あんしんBOOTHパックで配送予定物販商品(自宅から発送)¥ 800


◎書籍|文庫判(A6) ◎314ページ ◎2026/7/20(月)発行 ─── ねえ知ってる? 札幌には魔法がある。 札幌で暮らす人々と小さな魔法。 ありふれているけれどきらきらした日常を描く、微ファンタジー短編小説6篇を収録。 創作堂 童心円 記念すべき第1冊目。 〈収録作品〉 ・オレンジのオアシス ・定期試験とカードゲーム ・児童書と針山 ・名前探し同盟 ・ひかりがつむぐ城 ・ミステリー小説紛失事件
◎あらすじ紹介◎
①オレンジのオアシス / 蘇芳ぽかり 札幌で、数多の忙しない街で、 生きている全ての人へ ───。 わたしに朝を運んでくるバイト店員のニイヤマくん、じっくり時間をかけて商品を選ぶいつもの会社員、わたしの中を循環していくたくさんの人々。 色んなことに悩みながら、彼らは街へと出ていく。 「コンビニの中なら、迷うことが許される気がする」 とあるコンビニを語り手に、今日も頑張る人たちを描く応援小説。 この祈りが、たくさんの人に届きますように。 ②定期試験とカードゲーム / 唐梨子 全勉強屋に送る、勉強青春物語。 苺谷静紅は、中学二年生だ。 今日も彼女は机に向かう。学校で、それから家で。─── 迫りくるテストに向かって。 勉強、勉強、進学、それから勉強。 当たり前にある、何の変哲もない、「敷かれたレール」─── 果たして、そうだろうか? それは、意外と力のいることで、思ったよりも誇れることであろう。 レールの上を、手漕ぎのトロッコで爆走しろ。 ③児童書と針山 / 唐梨子 ドラマチックなことがなくたって、 毎日はこんなに楽しい。 小学校教諭を退職して数年になる矢都田徳朗には、現役のころから変わらずの趣味がある。児童書を読むことだ。 今日も、彼は書店に、古書店に、それから図書館に通う。 児童書は、児童でなくても面白い。 今の子供たちは、どんな夢を持っているだろう。どんな憧れを持っているだろう。 日々の会話や、暮らしの中のちょっとした楽しみが今日も積み重なる。 ④名前探し同盟 / 蘇芳ぽかり 顔なんていらない。ただ名前がほしい。 そういう同盟を組んだのだ。 コント師を目指す江戸一志と、女優を目指す谷口真春。 同じ演劇部という繋がりしかなかった2人は、いつからか「同盟」という言葉をもとに関係を深めていく。 不安で眠れない夜、報われない努力、いつか必ずと誓った夢。 ─── 向けられた好意にはどうやって答えたらいいのだろう。あたしの手はあの人の手を温められるんだろうか。 夜の公園に透明な雨が降ったとき、2人の時間が動き出す。 ⑤ひかりがつむぐ城 / 蘇芳ぽかり 「光が力持ってても、持ってなくても、 光は光だし、兄ちゃんは光の味方だからな」 両親が忙しく働いている家庭で、支え合って暮らしている三兄弟。 仲良しな3人だけれど、それぞれが抱えている思いは単純じゃない。そして、末っ子の光は不思議な力を持っていて……。 ─── 海、凪、光。三兄弟そろえば最強だ。 進路をめぐって揺れる凪の心、恋を前に立ち止まる海の想い。 光にはまだうまく理解できないことも多いけれど、自分にできる小さな魔法で兄たちの背中をそっと押そうとする。 ⑥ミステリー小説紛失事件 / 唐梨子 消えた図書館の本を巡る! なんちゃってミステリー事件簿。 2026年1月某日。 クラスの子が借りていた本が突如として消えた。 待てど探せど見つからない本、同僚の証言、そして背後にうごめく子供たちの影。 一体、本は誰の手に─── 。 そして、この事件の真相やいかに ───!? 竹中真由美教員よ、謎を解き明かせ!

