既刊のKindle本を、ほぼ全自動でペーパーバックにするスキル
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「Kindleでは出せたのに、紙にできない。」 もう出してあるKindle本を、ペーパーバックにもしたい。 そう思って一度は試して、途中でやめた方へ。 保存ボタンがグレーのまま、押せない。 「マージンが不足しています」と言われても、 どこを何mmにすればいいのかは書いていない。 表紙の画素数は足りているのに、なぜか通らない。 時間はどんどん溶けて、イライラが増幅する。 そんな経験はございませんか? あなたのやり方が悪いのでは、ありません。 ペーパーバックが止まる理由は、作る力ではなく、 覚えていられない量の規定です。 背幅はページ数と用紙の厚みで決まり、綴じ代もページ数で段階的に変わる。 表紙は表4+背+表1の一枚物で、右綴じなら裁ち落としの左右が逆になる。 バーコードを空ける位置と大きさも決まっている。 このスキルは、その規定を全部こちらで出します。 あなたがやるのは、見て選ぶことと、最後に押すことだけです。 既刊のKindle本を、ほぼ全自動でペーパーバックにする道具です。
面倒な設定とルールは、全部こちらが出します
背幅はページ数×用紙の厚み → 自動で計算する 綴じ代はページ数で段階的に変わる → 自動で決めて組み直す 裁ち落とし・安全余白・背の左右 → 自動で確保する バーコード領域の位置とサイズ → 自動で空ける 表紙は表4+背+表1の一枚物 → 自動で書き出す 右綴じは表1が左・綴じ代が左右逆 → 自動で入れ替える 判型は国ごとに違う(US16種/JP12種)→ 選べない判型を先に弾く 印刷コストと最低価格(8マーケット)→ 自動で出す これを手で合わせようとするから、保存ボタンがグレーのまま進まなくなります。 ― あなたがやること ― ① 既刊の原稿PDFと表紙画像を渡す ② 出てきた2案(切る案/足す案)から、好きな方を選ぶ ③ 検査結果を見る(◯▲×で出ます) ④ KDPにアップロードして、押す ③の確認だけは、必ず人がやってください。 寸法は機械が合わせられますが、「この見た目でいいか」は決められません。 ― 全自動にしないところ ― ・出版ボタンは押しません。下書きまで作って止まります ・Kindle版のカテゴリー(ジャンル)は触りません。 ペーパーバックで使えないジャンルがあっても、PB側だけで選び直します。 旧ルールで取ったカテゴリーは一度変えると戻せず、 既刊が持っている順位という資産を壊すからです ・表紙のデザインそのものは決めません。 寸法と規定は決めますが、見た目はあなたのものです ・本文の縦書き・ルビ組版はやりません。別物なので分けています
弾かれる正体は、だいたいこの5つです
すべて、作者が実際に踏んだものです。 1. 綴じ代は、ページ数で変わる 24〜150ページ 9.5mm で足りる 151ページを超える 12.7mm 必要になる 同じ本でも、ページ数が1枚増えた瞬間に必要な余白が変わります。 KDPのエラーは「マージン」としか言いません。 ここに気づけないと、何年でも止まります。 2. 表紙は、画素が足りていても「形」が違う Kindleの表紙 1 : 1.60(細長い) A5の表1 1 : 1.43(ずんぐり) Kindle用の定番サイズ 1600×2560px を判型ごとに測ると、こうなります。 5x8 ◯ そのまま使える 5.25x8 × 横が 12px 足りない(0.7%) A5 × 横が 186px 足りない(10.4%) 6x9 × 横 238px / 縦 215px 足りない 5.25x8 は、たった12pxで落ちます。 これを上げる前に教えてくれるツールが、見つかりませんでした。 3. 絵を「裁ち落とし込みの寸法」に合わせると、上下が切られる × 裁ち落とし込みの寸法に合わせる → 上下3.175mmずつが切られる ◯ 仕上がりの枠に合わせる → 切られるのは地色だけ 作者は最初これを間違えて、著者名が断裁線から 1.1mm のところに来ていました。 断裁は±2〜3mmずれるので、刷り上がりで削れていたはずです。 直した版では 10.2mm になりました。 4. バーコードの位置は「表4の右下」ではない KDPのテンプレートを実測すると、下端・背側でした。 背から6.7mm・下端から6.7mm、51.8×31.3mm(右綴じでも同じ) ここに文字を置くと弾かれます。 5. 判型は、国ごとに別物 KDPの判型リストは、アメリカと日本で分かれています。 アメリカ(kdp.amazon.com) 16種 日本(kdp.amazon.co.jp) 12種 両方にあるのは A4 だけです。 A5 日本では選べる / アメリカでは選べない 6x9 アメリカでは選べる / 日本では選べない 日本でA5で出した本を、そのままアメリカで売ることはできません。 しかもISBNを割り当てた後は、判型を変えられません。 つまり海外版は、別の本として作り直すことになります。 これを知らずに進めると、原稿と表紙を作り終えてから気づきます。 このスキルは、上げる前に言います。 ― 作者はこれで1年以上止まっていました ― 既刊『マンガでわかるMidjourney×Canva AIマンガ作成術 応用編』。 292ページのマンガ本です。 動画講座も見て、言われたとおりにやったつもりで、1年以上紙にできませんでした。 原因を突き止めたら、たった1つでした。 内側の余白(綴じ代)が足りない 292ページの本に必要なのは 12.7mm。足りていたのは 6.35mm このスキルで組み直したあと、KDPのプレビューは「エラー」から「指摘ゼロ」に変わり、 同じ本が、同じ日のうちに校正刷りの注文まで進みました。 そして、紙の本になって手元に届いています。 1年止まっていたのは、作る力ではなく、1つの数字でした。
同梱物とよくある質問
SKILL.md 入口。AIが読む指示書。工程と、してはいけないこと references/kdp-specs.md 寸法・規定・印刷コストの対訳(人が読むほう)。背幅の係数、綴じ代の段階、 判型27種の一覧とページ数上限、バーコード領域の実測値、8マーケットの印刷コスト表 scripts/ 8本 ・kdp_specs.py 数値の正本。 判型27種(US16/JP12)・用紙の厚み・綴じ代・ 裁ち落とし・印刷コスト8マーケット・ページ数上限・通貨。 KDPが仕様を変えたら、ここだけ直せば全部が追従します ・kdp_cover.py fit(判型ごとに使えるか判定)/ front(切る案・足す案の2案)/ spec(背幅と一枚物の寸法)/ build(表4+背+表1の一枚物PDF) ・preflight.py 上げる前の検査。寸法・ページ数・背幅の整合を ◯▲× で出す。 --market を付けると、判型がその国で選べるか・ページ数上限・ 印刷コストと最低価格もその国の通貨で出す ・page_check.py 原稿1ページの中身を見る。フォント未埋め込み・綴じ代への食い込み・ 低dpi・断裁のはみ出し・カラー混入 ・interior_crop.py 1ページずつ絵の範囲を実測して切り詰め、判型どおりに組み直す ・interior.py 一律に縮めて組み直す(単純な本はこちらで足ります) ・proof.py 明らかな誤記だけ拾う(閉じ忘れた括弧・全角半角の混在・文字化け) ・selftest.py 自己診断。架空の表紙と本文で36項目を確認する README.md 導入手順と、間違えやすいところの一覧 LICENSE.txt 利用条件 ― よくある質問 ― Q. プログラミングの知識は必要ですか? A. 不要です。AIに「Kindleで出した本を紙の本にしたい」と言うだけで動きます。 手で動かしたい場合のコマンドも全部書いてあります。 Q. 表紙がKindle用の1枚しかありません。使えますか? A. それが前提の道具です。判型ごとに使えるかを先に判定し、形が足りない時は 「切る案」と「足す案」を両方作って、並べた比較画像まで出します。 どちらを選ぶかはあなたが決めます。 Q. 原稿がCanvaやKindle Createで作ったPDFでも大丈夫ですか? A. 動作確認しています。Canvaの書き出しに混ざるType3フォントを 「未埋め込み」と誤検知しないよう、検査側で対処してあります。 Q. 右綴じ(マンガ・縦書き)に対応していますか? A. しています。右綴じは表1が一枚物の左に来て、綴じ代も裁ち落としも左右が逆になります。 ここは手で直すと必ず間違う場所なので、自動で入れ替えます。 なお右綴じ+標準カラーは Amazon.co.jp でしか印刷されません(KDPの仕様です)。 Q. 海外(アメリカなど)でも出せますか? A. 出せます。判型を27種(アメリカ16種・日本12種)持っていて、 その判型がどちらの国で選べるかを先に判定します。 印刷コストと最低希望小売価格は、8つのマーケットの通貨で出します (USD / CAD / GBP / EUR / PLN / SEK / AUD / JPY)。 出力の言葉と長さの単位も切り替えられます(--lang en / --units in)。 Q. 既刊の日本版を、そのままアメリカでも売れますか? A. 判型が両方の国にあるなら売れます。ただしA5は日本専用なので売れません。 ISBNを割り当てた後は判型を変えられないため、 海外版は別の本として作り直すことになります。 このスキルは、それを作業の前に言います。 Q. 出版まで全自動でやってくれますか? A. やりません。下書きまで作って止まります。 KDPアカウントの自動操作はアカウント停止の危険があり、 既刊と印税を人質に取る形になるからです。最後は必ずあなたが押してください。 Q. Kindle版のカテゴリーは揃えてくれますか? A. 触りません。ペーパーバックで使えない旧ジャンルがあっても、PB側だけで選び直します。 旧ルールで取ったカテゴリーは変えると戻せず、既刊の順位という資産を壊すためです。 Q. この価格はずっとこのままですか? A. 発売直後の価格です。内容の追加と実績が溜まった段階で値上げする予定です。 購入後の更新版は、追加費用なく同じ商品ページから受け取れます。 Q. 質問・サポートは? A. 同梱物の動作に関するご質問には対応します。 あなたの本をどう見せるか、どのデザインにするかといった個別の判断は範囲外です。
動作環境・免責事項
・Claude Code(またはSkillを読み込めるAI)が動く環境 ・Python 3.8以上(macOSには最初から入っています。Windowsは別途インストールが必要です) ・ライブラリ3本(下のコマンド1行で入ります) pip3 install --user Pillow pypdf PyMuPDF ・KDPのアカウント(本商品には含まれません) ・本商品のほかに追加課金は不要です。外部サービスへの接続もありません 導入は、展開したフォルダをスキル置き場へコピーするだけです。 Claude Codeの個人用: ~/.claude/skills/kdp-paperback/ 特定のフォルダだけ: 対象のフォルダ/.claude/skills/kdp-paperback/ 同梱の自己診断(selftest.py)で36項目の動作確認ができます。 架空の表紙と本文を一時フォルダに作って確認するので、本物の原稿には触れません。 動作確認はmacOSで行っています。Windowsでもお使いいただけますが、 Python 3をご自身で入れる必要があり、コマンドは python3 を python に読み替えてください。 ― 免責事項 ― ・本商品はペーパーバック制作の手順とスクリプトを提供するものであり、 審査の通過・販売・収益を保証するものではありません ・記載の数値は作者がKDPのテンプレートと実際の原稿で測った実測値です。 KDPは仕様を変更します。同梱の references/kdp-specs.md を正本として、 迷った時は公式の記載を確認し、違っていればそのファイルを直してお使いください ・最終的な確認は人がやる前提の設計です。機械の検査が通ったことを理由に、 プレビューアでの目視を省かないでください ・Kindle版の設定(カテゴリー・タイトル等)は意図的に触りません。 既刊の設定変更によって生じる影響については責任を負いかねます ・同梱スクリプトは作者の実環境で動作確認済みです。本商品の制作にはAIを使用しています ・返金の可否は、BOOTHの規定に従います
アップデート履歴
[2026-11-04: v0.5.0] 海外対応 [2026-11-02: v0.4.0] 初版 これまでの開発の経緯は、以下のとおりです。 v0.5 海外対応。判型を8種→27種に(アメリカ16種・日本12種。両方にあるのはA4だけ)。 印刷コストと最低希望小売価格を8マーケットの通貨で出す。 判型×インクのページ数上限も検査する。 出力の言葉(日本語/英語)と長さの単位(mm/インチ)を切り替え可能に。 数値の正本を kdp_specs.py 1本にまとめた。自己診断を36項目に v0.4 page_check。原稿1ページを見て、フォント未埋め込み・綴じ代への食い込み・ 低dpi・断裁のはみ出し・カラー混入を言う。自己診断を22項目に v0.3 front(切る案/足す案の自動2案・帯の色の自動検出)、build --front、右綴じ対応。 「絵は仕上がりの枠に合わせる」へ修正。自己診断を追加 v0.2 preflight / interior / interior_crop。292ページの既刊をA5で通し、 原因が綴じ代不足だけだったことを特定 v0.1 fit / spec / build 更新版は、追加費用なくこの商品ページから再ダウンロードできます。
― この道具ができるまで ―
1年出せなかった既刊が、同じ日に通るまでの話をnoteに書きました。 綴じ代・背幅・判型27種・8マーケットの最低価格まで、数字はそのまま載せています。 「Kindle本のペーパーバックが面倒すぎたので、面倒を全部消す道具を作りました」 https://note.com/witty_poppy15/n/nb394dcc3c487




