10/8 清渓川で会いましょうにて頒布した短編小説「恋する乙女の香辛料」となります。
朱城ルミが先生への恋心を自覚する物語。A6(文庫サイズ)、72ページです。
---
「なんとなく。先生にご飯を作ってあげるのはあたしの『特権』で、先生の胃袋を満たしてあげるのはあたしの『特別』だと──そう思い込んでいた」
自分の心に初めて芽生えた感情とそれに振り回される自分に戸惑う彼女。
「──あたしは先生だけの特別な存在になりたくて、先生はあたしにとっての特別な存在なんだ」
これは────、朱城ルミが先生への恋心を自覚する物語。