【電子版のみ】ナイチンゲールと統計データ分析 国を動かし死亡率を下げたデータ活用・ 政治交渉・メディア戦略の事例
- Digital700 JPY












■仕様 ・A5/172ページ/横書き/700円 ■目次 はじめに 3 第1章 分析. クリミア戦争の統計分析 戦時の死亡率 22 第2章 分析. クリミア戦争の統計分析 平時の死亡率 54 第3章 成果. 国を動かし、命を救った統計データ活用 84 第4章 事例. 改善のための政治交渉とメディア戦略 101 第5章 事例. 病院標準統計の提案 152 あとがき 163 参考文献 167 【本書について】 ■ナイチンゲールの有名なグラフとグラフを掲載した報告書の総解説 ・書かれている事項 ・グラフで何を伝えようとしていたのか? ・グラフの元になったデータの解説 ・「報告書」で改善しようとしたこと ・実際に改善のために取り組んだこと ・その結果、改善したこと ■特記事項 ・ナイチンゲールの最高傑作『英国陸軍保健覚え書』(853ページ)を中心に、陸軍衛生を改善するための王立委員会の報告書や、関連する様々な報告書と、そこに掲載されているグラフ・表を解説。 ■ポイント ・ナイチンゲールは「病気になってからの看護・医療」ではなく、「病気になることを防ぐ衛生」の重要さを、グラフ・報告書で伝え、国の政策を変えた。 ・最も有名な『看護覚え書』も、本来は「衛生の書」。 ・統計データだけでは国は動かず、政治交渉・メディア戦略で政策を実現。 ・陸軍医療統計部を創設し、データフォーマットも統一。 ・平時の病院標準統計も設計し、国際統計会議へ提案・採択。 実質、女性初のシステムエンジニアでは? ■日本であまり言及がないエピソード解説 ・ナイチンゲールは「人間」であり、自身の改革の取り組みに迷いもあった。 ・ナイチンゲールの先行事例となった「補給委員会」報告書の失敗と世論形成。 ■統計データの活用とその事例 クリミア戦争へ従軍する前年の1853年(33歳当時)、ナイチンゲールは英国の国勢調査(1841年)の結果を独自に分析したり、パリ滞在中には病院を視察や独自の質問票を作成してデータ収集したりするなど、社会科学者といえる活動を始めていました。 こうしたバックグランドを持つナイチンゲールが、実際に社会を変える手段として統計データを活用していったのが、クリミア戦争後にまとめた陸軍医療制度の改善のための報告書作成でした。 ここまでに触れたように、今回は「技術書典」というイベントを踏まえ、データ活用を職業として当たり前に行う方たちに向け、データ活用の先駆者としてのナイチンゲールが行った活用事例と、その実像を伝えたいと思います。 そのため、ナイチンゲールが「なぜ、その統計データ分析を行ったのか」という目的・背景、その成果を中心にして、どのように統計データやグラフを用いたのかを解説します。このため本書では統計分析やグラフは「課題解決の手段」として位置付けています。 ナイチンゲールのデータ活用事例とし、最も主要なデータ活用事例を取り上げます。 分析1. クリミア戦争の統計分析:戦時の死亡率 分析2. クリミア戦争の統計分析:平時の死亡率 そして、これらの事例を以下の軸に区切って解説します(思ったより文章が長くなりすぎ、当初の計画とずれているところもあります点はご容赦を)。 ゴール 背景 データの取得 分析・可視化 そして、この分析に基づき、何をどのように行ない、どのような成果を出したのかの事例を解説します。 本書では、ナイチンゲールがグラフを通じて何を伝えようとしたのかを解説するため、彼女が刊行した当時の報告書・刊行物などの画像をそのまま引用します。これらは今回の同人誌で貼り付けると小さいため、後述する本書掲載のグラフ資料一覧(Googleスプレッドシート)でもアクセスできるようにします。 当時のグラフに記載されているテキストは英語のままで読みにくい点もありますが、重要なもの以外は全文解説はしませんので、まずは何をしようとしたのか、どう伝えようとしたのか、その意図を重点的に書いていることをご了承ください。











