データサイエンスにおける完全なる解析学へのアプローチである. 言うなれば, データサイエンス解析学教本とも呼ぶべき内容である. PythonとRの両方からの理解を写経形式で学術的に学ぶことが可能でかつ, 微分や積分, ベクトル解析, 複素解析など基礎解析学におけるコードでの確認, 及び, 実際の応用に必要な反復アルゴリズムのデータ適用事例をいくらか学ぶことが可能である. この本一冊の量は100ページ程度と短く, 必要なことがコンパクトにまとまっている. 図を多く含め見やすいイラスト, 理解しやすいコードと数式が対応している. 依然難しいと思われた基礎数学を容易く理解する手助けになるだろう.